長門と陸奥の大きな外見上の違いは、
・射出機の相違(陸奥が新型の呉式2号5型改1へ換装し、射出機の装備位置を一段低くしたのに対し、長門は従来のままで、追加工事が行われたのは昭和13年頃。なお長門はヤードの補強やデリックブームも改装前と同じ)
・後檣の構造(長門では見張所が一段となっており、両側の副砲用測距儀の装備位置も一段低く、両側に張り出している。また陸奥では副砲用測距儀と方位盤及び観測鏡が一体となった、新式の射撃式装置が搭載されている)
・前檣の副砲前部予備指揮所窓の形状(長門はガラス張りであるのに対し、陸奥は開放式構造でキャンバス張りとなっている)
・上甲板最前部に装備されていた7、8番副砲の撤去跡(陸奥では完全に整形したのに対し、長門では副砲の設置跡が残されている)
・前檣頂点後端に装備された方採用ループアンテナの間隔(陸奥の方が狭い)
・予備指揮所前面にある丸窓の数(長門2個、陸奥4個)
といったあたりになります。
※出典:http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1011693315
今日は前檣の工作をしてみました。
一番目立つのが、副砲前部予備指揮所窓の形状。
長門はガラス張りなのですが、陸奥は開放式なので形状がまったく異なります。
予備指揮所前面の丸窓は再現されていない…というか、艦橋の丸窓はまったく再現されていないので、ちまちまピンバイスで穴を開けてみました。
予備指揮所は窓枠をニッパーで切り取り、ヤスリがけして延ばしランナーで支柱をそれっぽく再現。
その上の見張り指揮所の窓枠は、なんとなくそれっぽい感じにしてみました。
司令塔のパーツの段差が酷いことになっていたので、パテで埋めて段差を無くしています。
艦載機移動用の軌条が、長門は艦首側が曲がっているのですが陸奥はまっすぐだったので、ここも手直しします。
エッチングパーツに交換するため、モールドを削り取りました。
リノリウム張りなので、リノリウム押さえを接着するため、元々のモールドは残しておきました。