ヘッドフォン沼へようこそ(HIFIMAN ANANDA/Beyerdynamic DT 1990 PRO/SENNHEISER HD 6XX/SHURE SE535)

今まではテレワーク中もスピーカーをメインで使っており、ヘッドフォンは夜くらいしか出番がありませんでした。しかし、真空管アンプは電源食うし部屋も暑くなる…ということで、徐々にヘッドフォンの出番が増えてきました。ヘッドフォンは長らくAudio TechnicaのATH-M9Xを使っていました。1990年頃の製品なので、すでに30年以上前になりますが、ハイレゾ感はないもののモニターヘッドフォンたるストレートな音質と、ネオジムマグネットを使った強力なドライバーが相まって、今でも通用する名作ヘッドフォンだと思います。なのですが、なんとなく買ったBeyerdynam… [続きを読む]

Olasonic D1のボリュームが勝手に変わる故障を直してみた

しばらく前から、Olasonic D1のボリュームが勝手に大きくなったり小さくなったりと、安定しません。正常に使えない状態なのでしばらく放置していましたが、修理に出すと数万円ということで、DIYで修理することにしました。中身を分解してみると、抵抗値が変わるパーツはポテンションメーター(可変抵抗器)のみの様子。試しにポテンションメーターの端子にテスターを当ててみましたが、特に値は変動せず。しかし、他にボリュームが勝手に変わる故障を起こすパーツも無さそうなので、部品を交換することにしました。使われているパーツは、台湾AlphaのRD901F-20E1-20F… [続きを読む]

Amazonの安価な壁掛け・天吊り用スピーカースタンドを試してみる

デスクトップ用に使っている、ElacのCL310 JETですが、今まではTAOCのSPB-300DLの上に設置していました。モニター買い換えに伴い、さらに設置間隔を広げる必要があったのですが、すでに120cmの机は限界。これ以上外に押し出すと落っこちてしまいます。どうにかスマートにできないのか…と悩んだ結果、壁掛けにすることにしました。壁掛けするにあたっての基準は、小型のCL310でもしっかり取り付けられること。幸い、CL310には底面に純正スタンドを取り付けるための1/4インチねじ穴が2カ所あります。そこを使って、スタンドに固定することにしました。購入… [続きを読む]

液晶が真っ白になって壊れたPioneer N-50が簡単に直った件

久々にオーディオを聴こうと思って、Pioneerのネットワークプレーヤー、N-50の電源を入れてみたら液晶が真っ白に…。何度も電源を入れ直しても駄目で、これって修理に出さないといけないかな…と諦めかけたのですが、それなら一度分解してみようということで、カバーを開けて分解してみることに。裏側5カ所くらいと、左右4カ所のネジを外せば、天板は簡単に取り外せます。液晶パネルのフラットケーブルが繋がっている基板をごそっと外し、軽く接点復活材でコネクタ部分を掃除。他にも取り外せそうなサブボードを取り外し、掃除して取り付けしなおしてみました。組み立てが終わり、カバーを… [続きを読む]

SHURE SE535用に激安16芯ケーブルを購入してリケーブルしてみた

今まではオーグラインのケーブルを使っていましたが、なにせ0.3mmφという極細ケーブルということもあって、割と頻繁に断線する始末。その都度切断して皮膜剥いて半田付け…という感じで修理していましたが、そろそろ面倒になったので、リケーブルすることにしました。購入に際し重視したのは、・予算が~8,000円くらい・ブロンズのSE535に合うデザイン・タッチノイズが少ないという点。e-イヤホンで探してみたものの、良さそうなのはどれも12,000円とか。SE535の値段を考えればそれくらいは許容範囲内ですが、いざケーブルに12,000円というのもなかなか躊躇してしま… [続きを読む]

ECC32 + EL12 PP 真空管アンプを購入!

パソコンに繋いでいるオーディオ環境ですが、今まではアンプがCayin A-300BにDACがOlasonic D1、スピーカーがELAC CL-310i JETという組み合わせでした。Cayin A-300Bは真空管をEmission Labsの300B-XLSに変更したことで力強さが増し、PCオーディオにはもったいない位の高音質。というか、これってピュアオーディオで用いる機器ですから、PC用にしているのがなんというかアレなのですが。ただ、メインオーディオ環境が2A3のPPアンプだったので、三極管ではないアンプってのもいいよなぁ…とか思いつつ、PCデスク… [続きを読む]

10cm四方の小さいDAC、Sabaj D3 USB DAC 簡易レビュー

PCで使っている真空管アンプが2組に増えたこともあり、DACをもう1台新規で購入してみました。今まで使っていたのは、OlasonicのD1というDACで、小さいながらも芯のしっかりしたサウンドを奏でてくれます。ボリューム連動のRCA出力があるので、パワーアンプに繋げばDAC兼プリアンプとしても利用可能なので真空管パワーアンプと組み合わせるのも便利だったりします。今回アンプが増えたのですが、繋げるソースをどうするか…という問題が発生。Sound Blaster Zのアナログ出力に繋げてもいいのですが、音質的にはやはりいまいち。Sound Blaster Z… [続きを読む]

安価で高品位なアンプセレクタ(スピーカーセレクタ)を自作してみる

PCオーディオのアンプが2組になりましたが、スペースの問題からスピーカーは1組しかないので、アンプセレクタを購入しようと決意。アンプセレクタと言っても、入力と出力を逆にすればスピーカーセレクタなので、モノとしては一緒です。しかし、市販のものは良さそうなモノだと余裕で1万円を超え、2万円近い状態。1万を切るモノはスイッチもしょぼいし、微妙すぎ。 ということで、自作することにしました。自作といっても、セレクターと端子とケーブルを繋ぐだけなので、比較的簡単に作れます。 必要な部品 ピーカー端子 4個×3組=12… [続きを読む]

Wireless Set No.19 Case Spare Valves:No.19無線機用真空管交換キット

メインで使っているアンプが6SN7+6V6+2A3PP+5U4Gという構成なのですが、モノ×2台ということもあって、真空管の予備というかコレクションが増えつつあります。6SN7だけでもECC32、6N8S Hole Plate、5962、その他諸々と10本くらい。他にも6V6もあるので、20本くらい転がっています。 今までは木材にφ20mmの穴を開けたものに真空管の足を立てて飾っていましたが、ホコリも付くし、場所も食う…ということでいいモノがないか探していました。 何気なくebayで6V6を探していたところ、見つけたのがWireless S… [続きを読む]

Emission Labs 300B-XLS 真空管についてあれこれ。

Emission Labsはアメリカの会社ですが、真空管の製造はチェコのKR Audioに委託しているようです。チェコのKR AudioはスロバキアのJJ Electronicと共にルーツはTESLAですので、東欧最高峰の品質と技術を持ったメーカーと言えるかと思います。個人的な印象では、元研究部門だったKR Audioはハイエンドに特化し、製造部門だったJJは安価かつ高品位な真空管を製造している印象です。Emission Labsの真空管といえば、とにかくデカい!パワフル!という印象。なんせ、オリジナルよりも縦横1.5倍くらいのマッチョ仕様ですから。オリ… [続きを読む]