初心者向けのWorld of Warships講座第2回目、お題は「いかにして魚雷を当てるか」です。
他のコンテンツは以下のリンクよりどうぞ。
予備知識
雷撃戦についての難しさは、いつも楽しく読ませて頂いているアナーキャさんの「夕撃旅団-改」の以下のコンテンツを先に読んでおくことをお勧めします。
毎回勉強になる話が多くて楽しいですよん。お勧め。
夕撃旅団-改:丸い地球で戦争する話
http://majo44.sakura.ne.jp/horizon/tytle.html
WoWs、Tier4の駆逐艦「磯風」。
船体を開発することで砲も4基に増え、かつ旋回性能も良港なので対駆逐艦戦でも命中弾を与えやすくなっています。
魚雷はぜひとも後期の533mm Type92を開発したいところ。
射程距離は7kmと変わりませんが、速度が57→68ktと大幅に増加、威力も10833→14400と増大し、当てやすく撃沈しやすい魚雷となっています。
上のスクリーンショットは迷彩を施した状態ですが…陸上じゃあるまいし、いいのか、この迷彩…
魚雷を撃ってみよう
現実の世界では三角関数を使って敵の距離と速度、未来位置を割り出して雷撃しないといけないのですが、そこはゲームですので、お手軽に遊べるように「ここに撃てば当たるよ~」という、敵に命中させるための射線が表示されます。
ここでは便宜的に「射線マーカー」と呼びます。
基本的に、雷撃はこの射線マーカーにそって雷撃していくことになります。
ターゲットで捕らえている艦に対して射線マーカーが表示されますので、魚雷モードに切り替える前に砲撃モードにして、狙いたい艦にターゲットをしておくことを忘れないようにしましょう。
上の画像だと、白く表示されているのが敵の現時点の位置、速度、向きから割り出された雷撃方向となります。
島の方向に進んでいるので、射線マーカーが島に向いています。
撃っただけでは当たらない
雷撃戦では、まずは敵を発見、射線マーカーの方向に向けて魚雷を発射します。
そのまま敵艦がまっすぐ進むと、見事命中となります。
しかし、このような理想の状態で雷撃が決まることはほぼありません。
必ず敵艦も回避行動を取りますので、回避行動を前提に雷撃を行う必要があります。
最初に魚雷を撃ったことで敵が回避運動を開始します。
進行方向が右側に変わることで射線マーカーの位置も右側に変わりますが、まだ完全に舵が効いていない状態ですので、実際にはもっと右側に旋回することが予想されます。
そこで、第2射は射線マーカーの内側よりも右側に発射することで、実際の敵艦の未来位置に近い場所へ雷撃することが可能です。
といっても、その頃には敵はほぼ後ろを向いていますので、きわめて魚雷が当たりにくい状態になっていますが…
こんな感じで、単に射線マーカーに沿って撃てばいいのではなく、相手の動きを予想した上で雷撃する必要があります。
2種類の雷撃モードを使い分けよう
雷撃をする際に、当たる確率を増やすためにそれぞれの魚雷に数度発射角をずらして発射します。
[3]キーで魚雷を選択しますが、[3]キーを2回押すことで発射角を切り替えることが可能です。
左が標準状態、右が狭めた状態。
通常の雷撃は左側で良いと思いますが、肉薄雷撃時には右側のモードにセットしておくと、全弾命中で大ダメージを与えることができますので、使い分けましょう。
リスクは高いが効果絶大な肉薄雷撃
下手をすると致命的なダメージを受けていきなり沈没しますが、対戦艦などではきわめて効果が大きい肉薄雷撃。
戦艦でも一撃で沈めることも可能です。
肉薄雷撃を行うターゲットを定めたら、エンジンブーストを使って速やかに接近します。
この際、まっすぐ進むのは敵の砲撃を喰らうだけなので、左右に(出来れば間隔もランダムに)蛇行して回避運動を取りつつ近づいていきます。
余裕があれば榴弾をぶちかまして火災を起こしておくと、相手に修理コマンドを使わせることになるので良いと思います。
(被弾後の浸水を修理できなくなる)
距離が詰まってくると、敵艦から副砲による攻撃を受けます。発煙筒を焚きつつ避けていきましょう。
数発喰らう可能性があるので、修理班は常にスタンバイです。
距離2~3km程度まで近づいたら一気に雷撃して離脱します。出来れば島影に隠れることが出来るとベスト。
戦艦クラスでも3発ほど命中させれば撃沈させることが可能です。
敵の巡洋艦めがけて3km程度の距離から放った第1射が命中するところ。
相手が巡洋艦の場合、装填が速い主砲攻撃を食らいまくる可能性がありますから、単艦でここまで近づいての肉薄射撃はリスクが高すぎます。
駆逐艦を使う上での注意事項
駆逐艦を使う上で、注意すべき点は以下の通りです。
特に、最初のうちは気を付けましょう。
1,後方からの雷撃は厳禁
魚雷ですが、敵味方関係なく命中します。
後方からの雷撃は前方の味方に命中する可能性が高いので、必ず最前列に移動してから雷撃しましょう。
雷撃後は他の艦の雷撃の邪魔にならないよう、待避するのも忘れずに。
2,魚雷の射程距離を知ろう
魚雷の射程距離は艦ごとに異なります。
低Tierで、10km先の敵に向けて一斉発射している人をよく見かけますが、まず当たりません。
自艦の魚雷の射程距離を把握し、敵を確実に捕らえてから雷撃しましょう。
手前からの当てずっぽうな雷撃はFF(Friendly Fire)にも繋がりますので、要注意です。
3,消耗品は考えて使おう
発煙筒とエンジンブーストは使用回数に限りがあります。
敵に挑みかかる、いざというときに使いましょう。
ただ、エンジンブーストを使って開幕ダッシュ→陣地占領という使い方もあります。
4,巡洋艦には要注意
主砲の装填速度も速く、砲門数も多い巡洋艦は駆逐艦の天敵です。
むやみに突っ込むと集中砲火を喰らうこと確定ですので、狙いは慎重に定めましょう。
出来れば混戦になっている砲撃戦の端にいる艦を狙うなど、出来るだけこちらに主砲を喰らわないようにすることが重要です。
ちょっとしたTips
船体が小型でエンジンブーストを使えば40kt弱も出すことができ、煙幕を使って姿を隠すことも出来る駆逐艦ですが、反面攻撃にはめっぽう弱く、戦艦の主砲を喰らうと一気にゲージをもって行かれます。
このため、いかに気づかれず近寄るか、という点が最大の攻略方法となる訳ですが、私がプレーする際にいくつか気を付けていることがあります。
1,砲撃モードでズームして敵の射撃方向を確認
攻撃を喰らうと致命的なダメージを受けて簡単に吹っ飛ぶ駆逐艦ですから、できるだけ攻撃は避けるようにします。
こちらに注意を向けにくい、砲撃戦をしている艦に挑むようにしていますが、必ず攻撃前に主砲の向きを確認しておきます。
特に戦艦クラスの場合は主砲の旋回が遅いため、駆逐艦のスピードに追従できません。
副砲は脅威ですが、砲撃方向の裏をかいて副砲の射程外に潜り込めれば、安心して雷撃が可能です。
2,消耗品+1のスキルを取得すべし
艦長のレベルが上がるとスキルを取得できますが、スキルレベル3にある、消耗品+1は早めに取得しておくことをお勧めします。
エンジンブーストと煙幕がそれぞれ3回使えるのはきわめてメリット大です。
3,魚雷は一気に全弾撃つべからず
磯風は連装魚雷発射管×3ですので2発ずつ、3回雷撃可能ですが、一気に全弾撃ってしまうと命中する可能性が低くなります。
4発発射したあとに数秒空け、角度を変えて最後の2発を少しずらして撃つことで命中の期待値が上がります。
4,砲撃に集中している艦を狙え
主砲を撃ち合っている艦は、砲撃に集中するあまり回避行動を怠っていたり、周囲の視界を確認していなかったりします。
こういった艦は動きで解りますので、魚雷の射程距離に入ったら魚雷をぶちかましてやりましょう。
うまくいくと回避行動すら取らずに撃沈することができます。
また、混戦の中に飛び込んで雷撃するのも一つの方法です。
5,島影をうまく使え
島影に隠れるだけでなく、敵が島影から出てきた時にちょうど魚雷の中に飛び込むような感じで雷撃するのがお勧め。
敵艦は島影になって魚雷が見えませんから、魚雷を捉えた直後に被雷、回避行動すら取れないこともあります。
なかなかタイミングが難しいですが、是非。
日本帝国海軍、Tier5の駆逐艦、峯風。
39ノットを誇る快足に68ノットの九二式魚雷と、きわめて使い勝手が良い駆逐艦。
八九式魚雷は射程距離10kmと九二式の7kmと比べると使い勝手は良さそうなものの、速度が57ノットと11ノットも遅くなるので回避されやすいので一長一短。
私の場合島影を利用しつつ距離4~5km弱からの雷撃をメインにしているので、九二式をもっぱら使っています。
上記の戦闘では40発の魚雷を発射し、14発が命中。
35%の命中率であればかなり良い方だと思います。
戦艦を4隻沈めているので、与えたダメージが119,890と凄いことに。
このあとの睦月から魚雷も長射程・低速となりますのでだいぶ使い方が変わってくるようです。
Tier5という比較的戦いやすいレベル帯で、かつバランスの取れた艦だと思います。