ノートPCでも手軽にデュアルモニター!12.5インチで445gと小型・軽量のcocopar製モバイルディスプレイを買ってみた。

仕事兼個人用で使っているモニターは、EIZOのFlexScan EV3895というワイドモニターなのですが、作業する際にもう1つモニターがあった方がいいと思い、サブモニターを購入してみました。
モニター左右には設置場所が無いので、モニターの左下に設置することとなります。
メインモニターに被らないようにするためには、モニターの高さが20cm弱くらいでないと厳しいので、13.3インチモデルが上限となりそうです。

Amazonでモバイルモニターを探すと、ものすごい大量のモデルがラインナップされています。
画面サイズで言うと15.6インチ、あるいは13.3インチが主流といったところ。
解像度はフルHDのモデルから2K(2560×1440)、4Kと様々。
15.6インチで4Kとかはスケーリング200%とかにしないと死にそうですね…。

今回は、13.3インチ以下の液晶で、なおかつ解像度はフルHDに限定して探すことにしました。
というのも、メインの液晶が38インチで3840×1600なので、サブモニターとあまりにDPIが異なると違和感がすごいためです。
それと、スケーリング100%で使うなら、13.3インチでフルHDが限界と思われます。


cocopar製 12.5インチフルHD モバイルモニターを購入

Amazonで探す基準は

  • 13.3インチ以下
  • 見た目が出来るだけマシなもの(正面にダサいロゴどーん、とかいかにも樹脂!みたいなフレームは勘弁…)
  • 持ち運ぶことは少ないけど、薄くて軽量だとなお良し
  • 入力端子はType-Cがあるればなお良し(デスクトップでの使用なので、入力はmini-HDMIを想定)

という条件で探してみたところ、なかなか良い製品がありません。
ノートPC用のLCDパネルに、コントローラー基盤を取り付ければモバイルモニターが出来てしまうので、様々なメーカーから数々の製品がリリースされており、選ぶのだけでも大変。

そんな中見つけたのが、cocoparの12.5インチ モバイル液晶。

13.3インチより一回り小さい12.5インチ、解像度もフルHDで、厚さは最厚部9mm、最薄部5mm、アルミ製ボディで重量は445g、カバー付属と至れり尽くせりな感じ。
IPS液晶と書かれていますが、この手のモニターのパネル表記はあてにならないので無視。(以前持っていたcocoparの13.3インチIPS液晶は、VAパネルだった)
IPSではなくても今時TNパネルを使っていることはないので、実用的に問題はありません。

cocopar製 12.5インチフルHD モバイルモニターの簡単レビュー

Amazonで注文したところ早速届きましたので、サクッとレビューしてみたいと思います。


外観とか

cocoparもなかなかおしゃれなパッケージに入れるようになってきました。
一昔前は段ボールにそのまんま入れました、みたいな感じだったのですが。

付属品は、

  • Type-C DisplayPort Alt Mode対応ケーブル 1本
  • Type-A to Type-C 充電ケーブル 1本
  • HDMI – Mini HDMIケーブル 1本
  • 5V 3A ACアダプタ(USB-Aタイプ)
  • ブルーライトカットフィルム

となります。

モニターサイズが一般的ではないので、フィルムが付いてくるのはありがたいのですが、あまり質が良く無さそうだったので使わないことにしました。
ブルーライトが気になるのであればRGBのBを下げれば幾分マシになるので…。
ケーブルは必要なものが一式揃っているのでありがたいです。

本体には、カバーが取り付けられています。
思ったより安っぽくなく、十分使えそうです。

カバーは本体とマグネットで簡単に脱着できますので、必要なときに簡単に取り付けられるのが良いです。
カバーには2カ所へこみがあり、モニターの角度を調整してスタンド代わりに使用できます。

パネルはノングレアなので、仕事で使うのに便利です。
グレア液晶は発色が綺麗な反面、映り込みがひどいので仕事で使うのには不向きです。

側面は、最薄部5mm、最厚部9mmなのでかなり薄い印象を受けます。
画面右側には、入力端子としてUSB-C×2と、Mini-HDMIの3系統の端子が並んでいます。
Mini-HDMIを使う場合には、一番下のUSB端子から給電する必要があるため、ケーブルが2本必要となります。
DisplayPort Alt Modeを使う場合は、ケーブル1本で映像と給電の両方が可能です。

画面左側は、3.5mmのステレオジャックと、OSD操作用レバーと入力端子切り替えボタンが備わります。
OSD操作用レバーは、上下にスイッチを倒すと項目選択、スイッチを画面方向に押し込むと決定となります。
1階層戻るのは入力切り替えボタンとなります。

カバーを使うと、2段階の角度でモニターを固定することが可能です。
溝もしっかり段差がありますので、モニターの重みで角度が変わったりすることはありませんでした。

今回は、机の上で常用するのでカバーは使わず、UGREEN製のタブレットスタンドを組み合わせることにしました。


パネルについて

購入して?!?!と思ったのが、このモニター、PCに繋いでみたところ推奨解像度2560×1440と表示されるではありませんか…。
試しに2560×1440にしてみたところ、dot by dotで綺麗に映っています。
逆に、1920×1080にすると若干にじむので、これ、パネルがフルHDではなく2Kのものを使ってますね…


うーむ、返品しようか…とも思ったのですが、Windows10も最近はモニターごとにスケーリングを変えられるので、このモニターは125%のスケーリングにして使うことにしました。
125%だと、解像度的には2048×1152なので、フルHDよりも若干サイズが大きいですがほぼイコールの大きさとなります。

安価なモニターで気になるぎらつぶ感ですが、それなりにぎらつぶしている感じです。
見るに堪えない、とまではいきませんが、メインで使うにはちょっとつらい、といった程度でしょうか。
メインモニターがEIZOのEV3895なので、比較対象とするのは申し訳ない気もするのですが…。
視野角・コントラストはともに問題無く良好です。

OSDの画面にはFreeSyncの文字もありますが、本当に対応しているかは謎です…。
HDRの設定もあり、試しにWindows側・モニター側両方でONにしたところ、有効になっているような印象を受けます。
ただ、HDRをONにすると輝度・コントラストが変更できなくなってしまうので、OFFにして使うことにしました。


良かった点、気になる点

重さは445gとのことですが、実際持ってみると、思ったよりも軽い印象を受けます。
これだけ軽いと、気軽に持ち運べると思います。
アルミ製のボディの質感は良好で、樹脂製の安っぽい製品とは圧倒的な差があります。
ベゼルも6mmとこの手のモニターとしては極細ですので、本体サイズも小さくて良い感じ。
裏にVESAマウンタ用のネジ穴もあるので、モニターアームに取り付けて使うことも出来ます。
フロントにダサいロゴがなく、スッキリしているのも好感が持てます。

気になった点としては、背面が途中で厚さが変わっている関係で段差があり、タブレットスタンドに置くとスタンドのアルミ部分と擦れて傷になる、という点です。
また、これは個体差だと思いますが、私の購入した製品はコイル鳴きがひどく、高周波のジーっというノイズが結構耳に付きました。
試しに裏面のスピーカーポートを塞いでみるとかなり低減したので、傷防止もかねて、背面にダイノックシートを貼り付けて騒音を抑えることにしました。

それ以外は特に気になることもなく、16,000円弱で買えるモニターとしては、とても満足度が高いと思いました。
特に、ケースや必要なケーブルもすべて付属し、このモニターを買うだけでいつでもどこでもデュアルディスプレイ環境が実現する、というのは魅力でしょう。

それにしても、パネルの解像度が異なっているのにはびっくりしましたが…。

LogicoolのMX Masterのケースとバッテリーを交換して、新品同様にリフレッシュしてみた(故障対策にも有効!)

2015年にリリースされた初代MX Masterですが、さすがに長年の使用でくたびれてきました。
ジェスチャースイッチが常時押下モードになる故障については簡単に修理可能ですが、ゴムっぽい外装のべたつき、親指が当たる部分の摩耗によるへこみなどは修理ができません。
一番良い方法が、ケースを入れ替えてしまうことですが、そんな方法できる訳がない…と思いきや、さすがはAliExpress、MX Masterのケース(shell)が$20弱で大量に売られていました。

MX Master 2Sとケースが同一なのか、MX MasterとMX Master 2Sのどちらかを選べるバイヤーがほとんどです。
試しに2Sのものを買ってみようか、とも思ったのですが、せっかく輸入して買ったものが使えないのも嫌なので、無難にMX Masterのものを買ってみました。
送料を加えても$20弱(2,000円程度)で購入できますので、新しくマウスを買い直すよりも遙かにお得です。

MX Masterのマウスカーソルが動かない!という故障がよく発生するようで、当サイトの記事にアクセスしてくる方も多いようです。
マウスカーソルが動かず、故障したMX Masterを簡単な修理で復活する方法
ジェスチャースイッチ部分の突起を削ってしまえばもちろん修理可能ですが、マウスのケースを交換してしまうという方法もありだと思います。
※マウスのケースを交換することで、劣化した樹脂パーツも新品になり、不具合が無くなるため

今回購入した、MX Masterのケース。
AliExpressで、「MX Master Shell」とかで検索すると大量に出てきます。

今回ケースを入れ替えるついでに、消耗品のバッテリーと、ゴムが劣化してきたホイールもついでに交換することにしました。

購入した互換バッテリー。
純正のバッテリーは500mAhですが、これはなんと1400mAhと約3倍の容量になっています…
といっても、中国製バッテリーの額面表記は信用に値しないので、実際は1000mAhもあれば良い方かな、と思っています。
それでも純正の倍ですから、かなり長時間充電無しで使えそうです。

ゴム部分が劣化してベトベトになりやすいホイールも、AliExpressでは700円弱で新品が購入出来ます。
ホイール部分だけではなく、ユニットごと販売されているので交換も楽なのが良いですね。
こちらはまだ空港で寝ているらしく届く気配がないので、先に届いたバッテリーとケースだけ組み替えることにしました。

購入したパーツを検証

MX Master 交換用ケース

左がAliExpressで購入したケース、右側が今まで使っていたものです。
保護用フィルムが貼られていますが、ものはまったくの同一。
コピー品ではなく、おそらくLogitechの純正パーツが流出というか、転売されているものと思われます。

左ボタンに印字されているロゴが、日本のブランド名のLogicoolではなく、Logitechになっています。
それ以外はすべて同一ですね。
ホイールのモード切り替え用ボタンも取り付けられている状態なのがありがたいです。

MX Masterの故障原因となりやすい、ジェスチャースイッチ付近。
新品なのでジェスチャースイッチ部分の樹脂も劣化しておらず、ボタンを押すとしっかりとクリック感があります。
これまた汚れが付きやすい、横スクロールのホイールとサイドスイッチも取り付けられています。

問題が発生したのが、ボトム部分のケースです。
AliExpressの写真では問題無かったのですが、届いたものはconnectボタンの穴がありません。
connectボタンは穴を開けて移植するしかないかな…と思っていたら、さらに問題が。

ケースの内側を見ると、センサー部分の形状が全く異なります。
手持ちのMX Masterは長方形のセンサーが取り付けられていますが、右側のAliExpressから購入したものは、センサーの形状が角丸状になっており、センサーの凹凸形状が異なるため、取り付けが出来ませんでした。
幸い、センサー周り以外は同一形状でしたので、ケースの上部のみ新しいものを使用し、下部については今までのものを使用することにしました。

MX Master互換バッテリー

1400mAhという記載がある、互換バッテリー。
コネクタも取り付けられていますので、簡単に交換が可能です。
AliExpressから空輸便で届いたのですが、大丈夫なのか、これ…。一応不燃ケースとアルミホイル、あとなぜかTypeA-Micro USBケーブルでぐるぐるに巻かれていましたが。
USBケーブルで巻いているのは、バッテリーとバレないため?
付属していた取り出し方メモには、USBケーブルはギフトですよ、みたいなこと書かれていました。

互換品だけあって、サイズは同一です。
厚みは1400mAhのもののほうが、1.5倍ほどあります。
今充電していますが、1時間近く経ってもLEDが1つしか点灯しません。(フル充電で3つ点灯)
気長に待つとします。

MX Masterのケースを交換してみよう

パーツが揃ったので、組み替えてみます。
分解にあたっては、トルクスの精密ドライバーが必要となります。
また、マウス内部の基盤を固定しているプラスドライバーもかなり小さいものなので、精密ドライバーセットは1つ持っておくと便利です。

私が購入したのはこのドライバーセットです。
以前秋葉原で500円ほどのものを持っていましたが、ドライバービットが柔らかすぎですぐに削れてしまう粗悪品でした。
このドライバーセットはかなり堅い金属なので、今のところ力をかけても削れるようなことはありません。

組込は簡単で、バッテリーを交換したら、上部ケースのフラットケーブルを外し、新しいものにつなぎ替えて組み込むだけです。
下部のケースをそのまま流用することで、基盤の取り外しが必要ないのはありがたいです。
上部のケースには、このようにスイッチ類がすでに取り付けられていますので、フラットケーブル1本繋げば作業完了です。

1400mAhのバッテリーに交換した状態のMX Master。
互換サイズなので収まりも良いです。
あとは上部のケースを取り付けるだけで作業完了です。

ホイールだけはまだ交換していないので汚れたままですが、外装が綺麗になって新品同様に生まれ変わったMX Master。
外装ケース、バッテリー、ホイールの3点を買って送料込み約4,000円ですから、MX Masterを買い換えるよりも安価に済みます。
MX Masterを長く使いたい方には、外装ケースとバッテリーの交換はかなりおすすめだと思います。

ホイールが届いたので、交換しました。
黒いホイールを頼んだのに、届いたのは白色でした。
MX Master 2のグレーモデル用のやつですね・・・。
注文し直しても届くのに2週間以上かかるので、そのまま白いホイールで使うことにしました。
まあ、これはこれでツートンになって面白い、ということで。
この状態でしばらく使っていますが、黒いホイールと素材が違う?のか、白いホイールの方がべたつき、劣化が少ないような気がします。

Logicool G700sのホイールが壊れたので交換して修理してみた

長年愛用している、LogicoolのG700sですが、ホイールの回転がどうも調子悪いと思って分解してみたところ、ホイールの軸が根元から折れておりました…。
そりゃ、回転しづらくなる訳だ。
気に入っているマウスなので修理しようと思い立ち、AliExpressで部品を探すことに。

AliExpress、おそらくLogicoolの製造工場から横流しというか流出?したと思われる補修パーツが山ほど売られています。

G700sで検索すると、出てくる出てくる、パーツたち。
基盤からソール、マイクロスイッチ、当然ホイールユニットも売られています。

G700sのホイールはセンターにゴムが埋まっているのですが、このゴムが劣化する&汚れがたまりやすいので、今回はG502のアルミ?製ホイールを購入しました。
G700sとG502のホイールユニットですが、違いはフリースクロールをON/OFFするスイッチの上に、黒いパーツがあるかないか、という点です。
それ以外は同一で、黒いパーツを取り付けるための穴もありますので、G502のホイールを購入し、黒いパーツを移植してやれば、問題無くG700sで使うことが可能です。

手前が故障したG700sのホイール、奥が購入したG502のホイールです。
ホイールのロック機構用のボタンを押す用途のプラパーツは、G502のユニットへ移植済みです。
それにしても、G700sのホイール、こうやって見ると汚れてますね…

G502のホイールを移植して復活した、G700s。
ゴムパーツが無い分、汚れも溜まりにくいですし、何より見た目がいい感じです。
パーツ代金は送料込みで$12.87でしたので、1400円ちょっとくらい。
この程度の金額でホイールが新品になるのであれば、お得だと思います。