摩耶&愛宕 建造開始!

フジミの1/700 摩耶と愛宕の建造を開始しました。
先日までにちまちまと舷窓の穴開けを行っておいたので、今日は船体と甲板の塗装、接着、アンカーチェーン周りの再現を行いました。

船体を作業台に固定するために、M4のナットを固定します。
金属ではなくプラスチック製のナットを使うと、プラモ用の接着剤で固定出来るので便利です。
念のため、強度補強用に延ばしランナーを切ったものを接着しています。
甲板を接着したあとで取れたりしたら大問題ですからね…

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艦名プレートを接着します。
これ、とてつもなく小さい(1文字1mmくらい)ので、1文字ずつ取り外しての接着はほぼ不可能です。
便利な取り付け方は、最初に裏側のシートを剥がし、表側のシートにエッチングパーツが付いた状態で接着剤を塗布、船体にぺたっと貼り付けます。
保護シートは瞬間接着剤で付かないので、この特性を上手く利用します。

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まずは裏側の青いシートを剥がします。
間違って文字がくっつかないように丁寧に剥がしてください。

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裏のシートを外したら、表のシートを切り出します。
シートにエッチングパーツの文字がくっついた状態になりますので、裏側に瞬間接着剤を塗布します。
付けすぎると文字の段差がなくなりますので、点いたか点いてないか解らないくらいで良いです。

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そのまま船体にていっと載せて押さえつけ、転写のような感じで貼り付けします。
保護シートを剥がすと綺麗に船体にくっついていると思います。

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アンカーチェーンはいつも通りの超極細チェーンを使用しています。
キャプスタンは高雄を作った時の余り物。
摩耶の方は切り取ったキャプスタンのプラパーツを薄くしたものを接着しました。

アンカーチェーンの取り付け方ですが、まずチェーン格納用の口の部分を先に接着します。
キャプスタン部分には0.3mmの真鍮線を埋め込んでおき、そこに引っかけてUターン、そのまま穴に通して甲板の裏で接着します。
ピーンと張ると浮いてしまうので、少しだけゆとりを持たせるのがコツです。

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仲良く並んだ愛宕と摩耶。
どっちがどっちだかわかりますでしょうか?
見分け方は比較的簡単で、艦首部分の砲塔が3基なのが愛宕、2基なのが摩耶です。
他にも艦橋がスリム化されて小さくなったのが愛宕(それでもデカいが)、デカいまま機銃を付けまくったのが摩耶となります。
摩耶は改装を受けていないので、クレーンが煙突のすぐ後ろに、後ろ向きに点いているのも見分けるポイント。
愛宕は高雄と同じように、4番砲塔の直前に、前向きにクレーンが付いています。

しかし…高雄をあれこれ試行錯誤で作ったあとなので、パーツの配置とかかなり覚えているようで、説明書を見なくても作れそうな感じです。

フジミ 1/700 高雄 with フライホーク エッチングパーツコンプリートセット&ナノトレッドてんこ盛り

takao_s

“こんにちは。高雄です。
貴方のような素敵な提督で良かったわ。”


2014年9月頃から着手し、リノリウム押さえの貼付で挫折(ピッチが短くて他の艦の2~3倍くらい貼らないといけないのだ)し、今年の8月にリノリウム押さえを貼り終わった高雄。
フライホークのエッチングパーツコンプリートセットを使って組み立てていることもあって、作っているけれどまったく進捗していない感がありましたが、やっとこさ完成しましたよ…
情報量というか物量密度は今まで作った中では一番濃い気がします。
社外品のエッチングパーツフルセットを使って作ったのは、いままでは雪風のみでしたが、あちらは駆逐艦、こちらは重巡ってこともあって難易度桁違いでした。

1/700 高雄

斜め正面から。
このアングルだと、艦橋の重厚さが際立っています。
このあとに続く最上、利根は艦橋もアッサリな方向に変わってしまったため、シンプルな艦が多くなります。
重厚なデザインで、ファンも多い艦だと思います。

1/700 高雄

正面から見ると迫力ありますね。
ボートダビットとカッターボートはナノトレッドを使っていますが、先に取り付けてしまったため、張り線作業中に指が触れて帯が破損すること数回…
これ、最後に付けた方がいいなぁ…。
エナメル溶剤ってプラスチックが割れやすくなるので、0.1mmプラペーパーにウェザリング入れると、すぐにパキッと割れちゃうんですよね。

1/700 高雄

甲板上のリノリウム押さえの数、相当多いのがお分かりいただけますでしょうか…
しかも、甲板の真ん中が盛り上がっているところまで再現されていたため、そのまま貼り付けられず、軽く曲げてから貼り付ける必要があるのですよ。
摩耶と愛宕があるのですが…同じ作業あと2隻分やるのかorz


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後ろ姿も重厚ですな~というか、ごちゃごちゃ。

1/700 高雄

ホーサーリールは伸ばしランナーに銅線をバラしたものを巻き付けています。
結構リアルに仕上がって良い感じ。

1/700 高雄

中に搭載している内火艇もエッチングパーツでディティールアップ。
中央のデカいボート、ちゃんと中も作っておくんだった…

1/700 高雄

主翼を削ってエッチングパーツでディティールアップした艦載機。
本当は零式観測機×2と零式偵察機×1っぽいですが、零式偵察機×2にしちゃいました。

1/700 高雄

艦橋周りも軽くウェザリングを入れています。
甲板より上の構造物は気合いで清掃していたため船体と違って比較的綺麗だったと勝手に想像してますw

1/700 高雄

日本の重巡洋艦の中では、一番ごちゃごちゃしているクラスではないでしょうか、高雄。
中でも摩耶は凄まじいことになってますので、作るのが楽しみです。

1/700 高雄

張り線は結構適当というか、ノリです。
他の方の作例と、ヤマトミュージアムの模型を参考にしつつ、かっこよく見えつつ適度に手抜きできる範囲で適当に取り付けています。
実際とは違うと思いますので、参考にされる方は要注意です…
砲塔のシールドのエッチングパーツ、すごい細かいですよね。

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魚雷もちゃんと塗り分けているんですが、まったく見えませんw

1/700 高雄

艦に乗り込む為のラッタルですが、中型ボートダビットを流用してくれーんにしてみました。
25mm単装機銃は防楯を取り付けてみました。

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艦首のチェーンはモノクロームの超極細品。
このサイズで鎖にするのってスゴイ技術ですよね…
艦首のポールは0.2mm真鍮線にエッチングパーツの支柱を取り付けました。
鎖見台もエッチングパーツを使っています。

1/700 高雄

予備の舵は反対面のモールドをエッチングパーツのあまりを使って再現しました。
スクリューガードがすぐに落ちそうで怖いです…

1/700 高雄

高雄全景。
葉巻型の細長い船体が美しいです。

1/700 高雄

反対側から。

1/700 高雄

真横から。
そのうちシルエットシリーズに追加したいと思います。

1/700 高雄

菊花紋章はナノトレッドです。ここ、アクセントになるので重要ですからね。
アンカーセットに付いてくるんですが、巡洋艦用を使い果たしてしまっており、しょうがないので先日作った天龍からはぎ取りましたw
天龍には高雄についてきたものを取り付けています。

1/700 高雄

かなり大きな艦橋ですが、実は中にぶっとい煙突が入っているため、下層フロアはほとんど煙突となっています。
煙突のまわりって暑そうですが、大丈夫だったのでしょうか…

1/700 高雄

煙突が半分くらい埋まってしまっている、ごちゃっとした構造物が良い感じです。

1/700 高雄

やや後ろより。

1/700 高雄

最後に、アイキャッチで使っているのとは逆向きから。

というわけで、高雄、完成致しました~!
世の中凄すぎる完成度を誇る作品を作られている方がたくさんいらっしゃいますが、少しでも近づいていきたいものです。
最後に、使ったアフターパーツなどをご紹介。

…アフターパーツ代、いくらになるんだろうorz

 

 

ボートダビットとカッターを搭載しました

ちまちま作り込んでいる高雄ですが、今日は先日作ったボートダビットと、ナノトレッドのカッターを搭載してみました。
しかし、高雄の記事が今回で17回目ですか…いかに細かい作業が多いか、って感じですね。

ナノトレッド カッター

右側がキットに付属するカッター、左2隻がナノトレッドのカッター。オールはエッチングパーツを置いています。
これくらい出来映え違うんですよ…これ一度使うと、キット付属のものは使えない気がします。
ナノトレッドのカッターは今回初使用ですが、いやー、さすがの細かさです。
でも、9mカッターと駆逐艦用の7mカッターが8隻ずつ入って1000円くらいですから、かなりお高いのであります。

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高雄に取り付けたボートダビットにカッターをぶら下げてみたの図。
ボートダビットもナノトレッドのものを使っています。
ボートを固定する帯は0.1mmのプラペーパーを切り出したもの。
どえらい細かさですな…。

高雄 艦橋

艦橋正面から見た高雄。
このごちゃごちゃ感がたまりません。
ボートを載せると一気に精密さ増しますね。
しかし、よくこんな複雑な艦作ったものだ…
最上、利根がシンプルでスッカスカに見えます。

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艦に乗るためのラッタル用のクレーンは、中サイズのナノトレッドのボートダビットを流用してみました。
これはこれで良い感じかな?

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魚雷搭載用のクレーンはエッチングパーツが付属するのですが、エッチングパーツなので当然ペラペラなのであります。
そのまま取り付けると変なので、上から0.3mmの真鍮線と0.2mmのピアノ線を接着して、立体感を増してみました。

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先日手すりを取り付けた際に、航空機甲板の支柱の位置をまったく考慮していなかったため、手すりの支柱がかなりありえない位置になってしまっておりました。
一度取り付けた手すりを取り外し、出来るだけ目立たない位置で再度手すりを取り付けてみました。
このほうが自然ですね。

さて、残りは張り線を残すのみ!なのでありますよ…たぶん。
アフターパーツのフライホーク製エッチングパーツを取り付けるため、取扱説明書の組立方法を完全無視で作っているので、時々取付を忘れるパーツとかあるんですよね…