ロジクールのMX Masterのホイールを新品交換してみた

職場で使っているロジクールのMX Masterですが…

ありゃりゃ、ホイールのゴムが劣化してボロボロに…。
しかも汚れもひどいし、こりゃなんとかせねば、という状態。
かとって、まだマウスが使えるのに買い換えるのはもったいない。
ということで、ホイールだけ交換することにしました。

この手の部品を探すのに便利なのが、AliExpress。中国のECサイトですが、原産国だけあってパーツのばら売りも豊富です。
探してみたところ、送料込み1個$6で売られているのを発見したので、手配しました。
先日届いたので、早速取り付けてみます。

ネジを外してカバーを開けた状態。
ギタギタのベタベタでボロボロなホイールです。
これを取り外すのですが…

  1. 電池ホルダーを外す
  2. 左右クリックのマイクロスイッチ基板を外す
  3. ホイールをアッセンブリーごと外す

という手順が必要となりますので、ちょいと面倒です。

電池ホルダーを外し…

スイッチ基板を取り外し…

やっとこさホイールのアッセンブリーを取り外せました。
モーターが付いているのは、電動でホイールのロックモードを切り替えるためのもの。
これだけのためにモーター使ってるって贅沢ですな…。

ホイールを交換した状態。
このホイールの取り外しが一番面倒です。
というのも、組み込むときは上から押せばいいものの、取り外しは考えられていないので、かなり力がいります。
簡単な方法は、組み立てられた状態のままカッターをホイールとケースの隙間に入れ、軸を切断してしまうこと。
片方の軸を切り落とすと、割と楽に取り外せます。
あたらしいものは上から押し込むだけでカチッとはまります。

交換が終わったホイール。
新品になって見た目も綺麗になりました。
これでしばらくは現役で使えそうです。

安価で高品位なアンプセレクタ(スピーカーセレクタ)を自作してみる

PCオーディオのアンプが2組になりましたが、スペースの問題からスピーカーは1組しかないので、アンプセレクタを購入しようと決意。
アンプセレクタと言っても、入力と出力を逆にすればスピーカーセレクタなので、モノとしては一緒です。
しかし、市販のものは良さそうなモノだと余裕で1万円を超え、2万円近い状態。
1万を切るモノはスイッチもしょぼいし、微妙すぎ。

ということで、自作することにしました。
自作といっても、セレクターと端子とケーブルを繋ぐだけなので、比較的簡単に作れます。

必要な部品

  • ピーカー端子 4個×3組=12個
  • ロータリースイッチ
  • つまみ
  • 配線
  • ケース

となります。

作ってみる

必要な部品一式。スピーカー端子は2個しか写ってませんが、12個必要です

■ロータリースイッチ&つまみ
ロータリースイッチがTOSOKUのRS500。ロータリースイッチですが、スピーカーセレクタの場合4回路(LとRの+と-で4つ)が必要となります。
切り替えする接点は1:2であれば3端子、1:3であれば4端子となります。
TOSOKUのRS500はネジで回転領域を狭めることで接点数を可変できますので便利です。
できれば動作角60°のものがよかったのですが、売ってなかったので30°の4回路のものを購入しました。
つまみはアルミ削り出しのものをチョイス。

スイッチですが、必ずノンショートタイプにしましょう。
ショートタイプだと切り替え中にアンプ2台が通電してしまい、トラブルに繋がります。
今回購入した動作角30°のTOSOKU RS500は端子が15°ずつ取り付けられており、セレクタを回すと端子が1つ飛ばしで切り替わります。
飛ばした端子がノンショートの役割を担っています。
※動作角15°のスイッチはショートタイプなので注意。

■スピーカー端子
スピーカー端子は、Amazonで安くて良さそうなものをゲット。
中華アンプによく使われている端子ですな。

■配線材
Amtransの0.7mmの金メッキOFC+フッ素皮膜という、1mで1000円を超えるやつを買ってみました…。
単なる自己満足です。
長さは1.5mで足りそうでしたが、2m買っておきました。

■ケース
ケースは良さそうなものがなかったので、ヤフオクで購入しました。
端子が多いので、幅は15cmくらいあった方がいいと思います。

作り方は簡単で、

  1. ケースに穴を開ける
  2. 端子を取り付ける
  3. 配線する

以上です。
ロータリースイッチの配線を間違えないように、テスターがあると便利です。
あと、スピーカー端子が絶縁されていないタイプの場合は、ケースが金属だとショートしますのでナイロンワッシャーを挟むなどの対策が必要です。
上記のGeeSoの端子は絶縁用のプラパーツが付いているので安心です。

TOSOKUのRS500。高品位なロータリースイッチだと思います。
つまみはアルミの削り出し。
スイッチ2,000円、つまみ700円くらいだったと思います。

パネルに穴を開け、スイッチを取り付けます。
加工には電動ドリルがあると楽です。というか無いと悲惨だと思います…

フロントパネルにセレクタを付けて、ケースに取り付けてみました。
うむ、いい感じです。
ケースですが、作りは荒いのですが、分厚いアルミで雰囲気はいい感じです。
ケースは4,000円でした。

スピーカー端子を取り付けます。
今回はバナナプラグでの利用を前提としていますので、端子の間隔は割ときつめです。
端子は12個で1,800円です。安っ!

端子の取り付けがおわったら、配線して作業完了です。
単線ワイヤーで強度があるので、空中配線にしてみました。
あとは、きちんと切り替わっているか、誤配線がないかをテスターでチェックして作業完了です。

完成したアンプセレクタ。
シンプルで見た目もいい感じ。
音の劣化も感じるほど無さそうなので、便利に使えそうです。

Wireless Set No.19 Case Spare Valves:No.19無線機用真空管交換キット

メインで使っているアンプが6SN7+6V6+2A3PP+5U4Gという構成なのですが、モノ×2台ということもあって、真空管の予備というかコレクションが増えつつあります。
6SN7だけでもECC32、6N8S Hole Plate、5962、その他諸々と10本くらい。
他にも6V6もあるので、20本くらい転がっています。

今までは木材にφ20mmの穴を開けたものに真空管の足を立てて飾っていましたが、ホコリも付くし、場所も食う…ということでいいモノがないか探していました。

何気なくebayで6V6を探していたところ、見つけたのがWireless Set No.19 Case Spare Valveというもの。
何かというと、No.19というイギリス陸軍が1940~70年代にかけて使っていた無線機用の、スペア真空管セットです。
中には15本の真空管がコンパクトに収められており、軍用だけあって頑丈なスチールケースでできています。

なかなか程度が良かったことと、全て真空管がセットになっていたので、中身の6V6ほしさ次いでに購入してみました。
金額は1万円なのですが、送料が8千円…まあ、海外からですし、しょうがないですね。

Wireless Set No.19 Case Spare Valves

Wireless Set No.19 Case Spare Valvesとは


http://www.mapleleafup.net/vehicles/cac/churchill2.htmlより

上記の写真はチャーチル Mk.7に搭載された、No.19無線機。
この中身に、真空管が詰まっていて、そのための一式がセットになったものです。

中身

中身はこんな感じで、真空管がぎっしり。
蓋の部分には、使われている真空管の内容が記された布が貼り付けてあります。
布の裏は分厚いフェルトになっていて、衝撃にも耐えられるようになっています。

引き出すと下の部分にも真空管が。

布の取っ手を引っ張ると、鉄板でできたベースごと引き出せます。
表には12本、裏に3本の計15本がセットになっています。
このうち、実に13本がUSオクタルソケットなので、6SN7や6V6の保管用に使えるのです。
ソケットも、実際に配線すれば使えるものですので、ソケット代だけを考えても真空管15本が付いて1万円ならお買い得でしょう。

汚かったので掃除して綺麗に

真空管の作りから見るに、おそらく1950~60年代頃のデッドストック品のようでした。
ということは、余裕で半世紀前か…。
長年の保管でかなり汚れが付着していたので、綺麗に洗ってヒンジ部分にはシリコンスプレーを少し吹いて、取っ手のベルトも取り外して洗浄しました。
おかげでかなり綺麗に。

真空管保管用の箱としては、インテリアとしても雰囲気ありますし、とてもいい感じ。
ただし、真空管の取り外しがちょいと面倒ですが…