安価で高品位なアンプセレクタ(スピーカーセレクタ)を自作してみる

PCオーディオのアンプが2組になりましたが、スペースの問題からスピーカーは1組しかないので、アンプセレクタを購入しようと決意。
アンプセレクタと言っても、入力と出力を逆にすればスピーカーセレクタなので、モノとしては一緒です。
しかし、市販のものは良さそうなモノだと余裕で1万円を超え、2万円近い状態。
1万を切るモノはスイッチもしょぼいし、微妙すぎ。

ということで、自作することにしました。
自作といっても、セレクターと端子とケーブルを繋ぐだけなので、比較的簡単に作れます。

必要な部品

  • ピーカー端子 4個×3組=12個
  • ロータリースイッチ
  • つまみ
  • 配線
  • ケース

となります。

作ってみる

必要な部品一式。スピーカー端子は2個しか写ってませんが、12個必要です

■ロータリースイッチ&つまみ
ロータリースイッチがTOSOKUのRS500。ロータリースイッチですが、スピーカーセレクタの場合4回路(LとRの+と-で4つ)が必要となります。
切り替えする接点は1:2であれば3端子、1:3であれば4端子となります。
TOSOKUのRS500はネジで回転領域を狭めることで接点数を可変できますので便利です。
できれば動作角60°のものがよかったのですが、売ってなかったので30°の4回路のものを購入しました。
つまみはアルミ削り出しのものをチョイス。

スイッチですが、必ずノンショートタイプにしましょう。
ショートタイプだと切り替え中にアンプ2台が通電してしまい、トラブルに繋がります。
今回購入した動作角30°のTOSOKU RS500は端子が15°ずつ取り付けられており、セレクタを回すと端子が1つ飛ばしで切り替わります。
飛ばした端子がノンショートの役割を担っています。
※動作角15°のスイッチはショートタイプなので注意。

■スピーカー端子
スピーカー端子は、Amazonで安くて良さそうなものをゲット。
中華アンプによく使われている端子ですな。

■配線材
Amtransの0.7mmの金メッキOFC+フッ素皮膜という、1mで1000円を超えるやつを買ってみました…。
単なる自己満足です。
長さは1.5mで足りそうでしたが、2m買っておきました。

■ケース
ケースは良さそうなものがなかったので、ヤフオクで購入しました。
端子が多いので、幅は15cmくらいあった方がいいと思います。

作り方は簡単で、

  1. ケースに穴を開ける
  2. 端子を取り付ける
  3. 配線する

以上です。
ロータリースイッチの配線を間違えないように、テスターがあると便利です。
あと、スピーカー端子が絶縁されていないタイプの場合は、ケースが金属だとショートしますのでナイロンワッシャーを挟むなどの対策が必要です。
上記のGeeSoの端子は絶縁用のプラパーツが付いているので安心です。

TOSOKUのRS500。高品位なロータリースイッチだと思います。
つまみはアルミの削り出し。
スイッチ2,000円、つまみ700円くらいだったと思います。

パネルに穴を開け、スイッチを取り付けます。
加工には電動ドリルがあると楽です。というか無いと悲惨だと思います…

フロントパネルにセレクタを付けて、ケースに取り付けてみました。
うむ、いい感じです。
ケースですが、作りは荒いのですが、分厚いアルミで雰囲気はいい感じです。
ケースは4,000円でした。

スピーカー端子を取り付けます。
今回はバナナプラグでの利用を前提としていますので、端子の間隔は割ときつめです。
端子は12個で1,800円です。安っ!

端子の取り付けがおわったら、配線して作業完了です。
単線ワイヤーで強度があるので、空中配線にしてみました。
あとは、きちんと切り替わっているか、誤配線がないかをテスターでチェックして作業完了です。

完成したアンプセレクタ。
シンプルで見た目もいい感じ。
音の劣化も感じるほど無さそうなので、便利に使えそうです。

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