ASUS RT-AC88UとRT-AC68Uを使ってmeshネットワークを組んでみる

我が家のインターネット環境ですが、光回線を引き込んでいるのが北西の2階の部屋で、部屋の中心からはだいぶ離れてしまっています。
このため、ルーターとは反対の部屋では電波強度がかなり弱くなってしまっていました。
さらに、テレワークということでVPNが設定済みのルーターを設置する必要があるのですが、テレワークは1階の南東の部屋で行うため、ここに有線LANを引かないといけません。

Wi-Fi meshとはなんぞや

そんな状況を一気に解決したのが、ASUSのルーターが備えている、AiMesh機能。
Wi-Fiルーターは中継モードを持つものも多く、また、安価なWi-Fi中継器も多数で回っていますが、やはりmeshには勝てません。
では、中継とmeshなにが違うの?というと、一言でいえば「同一SSIDのままWi-Fiエリアを拡張できる」点に尽きます。

今まではTPLinkのRE305やBuffaloのルーターの中継モードを使って無線LANエリアを拡張していましたが、これらの方法では、別のSSIDを使うこととなります。
そのため、2階の寝室では親機のSSIDに接続し、1階のリビングでは中継器のSSIDに繋ぎ直す…という面倒な手間がかかります。

mesh機能の良いところは、SSIDは同じため、スマホなどの無線機器が、自動的に電波が強いルーターに接続してくれるという点です。
いちいちSSIDを選び直す必要が無いのは、とても楽です。

ASUSのルーターはあとからmeshを構築できる!

mesh対応のWi-Fi機器は最近では多数リリースされていますが、既存のネットワーク機器を総入れ替えするのであれば、mesh対応のルーターセットに置き換えるのが簡単だと思います。
しかし、これだと初期コストもそこそこかかってしまいます。

ASUSのルーター(一部機種を除く)は、AiMeshという機能に対応しており、この機能を有効にすることで、あとからノード機器(中継器)を増やすことができます。
しかも、ノードは有線、無線どちらでも接続できますので、有線LANが無い環境では無線LANを使って手軽に拡張、有線LANがあればLANケーブルで接続して安定的な通信の確保が可能です。

また、実際に使ってみた利点としては、アンテナ外付けのルーターであるため、電波強度が優れているという点。
別のところでNetgearのOrbi proをセットアップしたのですが、アンテナが内蔵されていると設置する向きをどうすればいいのか悩みますが、ASUSのルーターのようにアンテナが外に飛び出ていると、アンテナの角度や向きを変えることで、簡単に電波強度を最強にできます。

ルーター本体にLANのハブがあるのも良い点で、ノード機器をWi-Fiから有線LANへと変換する、メディアコンバータとして利用できます。
からLANケーブルで各LAN機器を接続すれば、無線LANの無い機材もWi-Fiネットワークに接続できます。
家の好きなところにノード機器を置けるので、有線LANを拡張するのにもとても向いています。

AIMeshを構築する

AiMeshを使うには、ASUSのAiMesh対応ルーターが2台以上必要です。
同一モデルではない場合、一番電波が強力(アンテナが多い、値段が高い…)なモデルを親にすると良いかと思います。

設定方法については下記を参照してください。

AiMeshの設定方法
https://www.asus.com/jp/support/FAQ/1035087/

我が家の構造

我が家の構造を簡略化してみました。
2階の北西に親機のAC-RT88Uが、1階の南東にノードのAC-RT68Uを設置しています。
距離を計算したところ、12.5m程度でした。
家は木造なのですが、距離も離れていることもあり、Wi-Fi機器によっては、親に直接繋ぐと電波が不安定になることもありました。

ASUSのルーターには、スマホ用の管理アプリもあり、細かい設定などもPCが無くても簡単に設定可能です。
このアプリで表示した、AiMeshに繋いだ状態が以下の通りです。

デバイスは全11台、このうち親のRT-AC88Uに6台、ダイニングに設置したRT-AC86Uには3台のデバイスが繋がっているのがわかります。
ノードをさらに追加する場合は、ノードを追加ボタンを押せば簡単に追加ができます。

ノードの状態も確認できます。
家の一番離れた場所に設置しているにもかかわらず、5GHzで電波状況は最良となっています。

AiMeshに切り替えてみた感想

今までは、BuffaloのWXR-1750DHPに、中継器としてWHR-1166DHP4、あるいはTPLinkのRE305を使っていましたが、そのときと比べると、電波強度、速度、使い勝手全ての面で状況が改善され、これ以上無いくらい便利になりました。
無線ルーターは20年ほど、いろいろなメーカーのモデルを使っていますが、ASUSのルーターの無線強度は、Buffaloなどとは比にならないくらい強いような気がします。

AiMeshに対応した機器は以下となりますので、Wi-Fiが安定しない、という方はmeshに移行することをオススメします。

最新のWi-Fi6に対応した、AiMesh対応ルーター

2,167+750Mbps対応のゲーミングルーター

AiMesh対応の最安値モデル

ノード側に使うのは、個人的にはRT-AC68U、あるいはRT-AC67Uが一番いいかなぁ、と思っています。
中古でゲーミングルーターのRT-AC87Uが安く出回っていますが、こちらはAiMesh非対応なので注意してください。

ゲーミングルーターだと、Adaptive QoSを使ってゲーム用に帯域を確保?する機能もあるようで、たとえばスマホからだと、モバイルゲームブースト機能なんてものがあるようです。

また、PCだとゲームサーバーへのpingを高速化するWTFastがルーターに組み込まれているので、無料で使えちゃったりします。

Lenovo Z5 Pro GT Android10へTWRPを使ってアップデートさせる方法

個人的な備忘録メモです…

  1. QFILを使ってzui10を入れる
    ※BootLoaderはlockしておくこと(手順は下記5と同様)
  2. system update機能を使ってzuiを11.1.021までアップデートする
  3. developer optionから、USB DebuggingとOEM Unlockingを有効にする。USBはFile Transferにする。
  4. pinを設定しておく
  5. adb reboot bootloader でbootloader画面に移動、
    fastboot flash unlock sn.img
    fastboot oem unlock-go
    を実行してBootLoaderをアンロック
    ※BootLoaderをunlockするためのsn.imgをhttps://www.zui.com/iunlockからダウンロードしておく
  6. fastboot flash recovery twrp.img を実行→音量-と電源ボタンを押してfastbootモードにしてTWRPをインストール
    ※https://drive.google.com/file/d/1i2iSg_q4Ku1k6DPsYgffwc4GpuBxgEsH/view?usp=sharingからtwrp.imgをダウンロードしておく
  7. https://drive.google.com/file/d/1mo1njqbmskQBS56wFCoFbiN3-ujwoVrK/view?usp=sharingから、TWRP用のzui 11.5.141用のzipをダウンロードし、Z5 pro GTのルートディレクトリにzipを配置しておく
  8. 音量-ボタンと電源ボタンを押してrecovery modeを選択してTWRPを起動し、installメニューから上記のzipファイルを使ってリカバリする
  9. TWRPで、wipeを選び、dalvikとcache、dataを選んでリブート
  10. 【ここから先は要確認】音量-と電源ボタンを押してfastbootモードにして、bootloaderをlockする
  11. 4の手順でbootloaderを再unlockする

ソースはここ。

Installing the OTA update 11.5.141 via TWRP (with gdrive uploaded update zip)
https://forum.xda-developers.com/z5-pro-gt/how-to/installing-ota-update-11-5-141-via-twrp-t4050027

 

しかし…メインで使っているZ5 Pro GTはOS上のSystem Updateからzui 11.5.141がインストールできたけど、検証用に買ったもう1台は、11.1.021までしかアップデート出来ないのはなんでだろうか。
メイン機はsimカード入れているとか、指紋認証ONにしてるとか、そういうところが影響しているのか?!

 

Lenovo Z5 Pro GTでAndroid 10が利用可能になりましたよ!

ノッチ無し有機ELディスプレイ、SnapDragon855という最強スペックスマホのLenovo Z5 Pro GTに、Android10のupdateがリリースされました。

Bootloaderをlockしていれば利用可能な、ZUI Update機能からダウンロード可能です。
ver 11.5.141 STがAndroid10対応バージョンとなります。
変更点が中国語表示ですが、Android 10という文字が読めますね。

実際にアップデートしてみた画面が、こちら。

Z5 Pro GT Android10

ディスプレイ上部の表示フォントが、全体的にまるっこくなっています。
また、電波アイコンが右側ではなく左側に移動しました。
ZUI versionが11.5.141 STになり、Android versionが10となっているのが解ると思います。
security patch levelも2019/11/1になっていて、セキュリティ的にも安心です。

今のところ不具合無く利用できています。
1点気になったのが、ZUI 4D U-touchでアプリを切り替える際にディスプレイの下部をフリックするのですが、反応エリアが広がったように思います。
キーボードの再下段のキー入力と被ってしまい、「を」とか「ん」をフリックで入力しようとすると、画面が切り替わってしまうことが。
Android 9の時も同様の症状はあったのですが、反応するエリアが狭かったので慣れれば大丈夫でした。
Android 10も慣れれば大丈夫だと思いますが、慣れるまではちょっと不便そうです。