SHURE SE535用に激安16芯ケーブルを購入してリケーブルしてみた

今まではオーグラインのケーブルを使っていましたが、なにせ0.3mmφという極細ケーブルということもあって、割と頻繁に断線する始末。
その都度切断して皮膜剥いて半田付け…という感じで修理していましたが、そろそろ面倒になったので、リケーブルすることにしました。

購入に際し重視したのは、
・予算が~8,000円くらい
・ブロンズのSE535に合うデザイン
・タッチノイズが少ない
という点。

e-イヤホンで探してみたものの、良さそうなのはどれも12,000円とか。
SE535の値段を考えればそれくらいは許容範囲内ですが、いざケーブルに12,000円というのもなかなか躊躇してしまう価格であります。
そこで、Amazonを探してみたところ、16芯で4,550円、しかも7%割引で4,231円という激安ケーブルを発見。
16芯(LとRでそれぞれ8本ずつのケーブルを組み合わせている)のケーブルだと手間もかかるので高級ケーブルなどに多いのですが、5,000円弱で買えるとは、さすが中華パワー…。

どんなもんじゃい、ということで試しにポチってみました。

購入したのは、HIFIHearというメーカーの、無酸素銅OFC導体を採用した16芯ケーブル。
この手のケーブル、実際にOFCかどうかは確かめようがないので、メーカーのスペックを信じるしかありません。
まあ、材質云々よりも音質が重要なのですが。

届いたのは簡易パッケージに入った、見た目はそれなりに高級感があるケーブル。
HiFiHearのロゴがいい感じでダサいです…。
3.5mmコネクタにもメーカー名が記載されていますが、これ、白で印刷されているので高級感ぶち壊しです。
書体もセリフ体なので、安さに拍車をかけています。
ちょっといい感じのサンセリフ体にして、文字色もせめてグレーとかにしておけば良いものを…
でも、音質に影響はありませんから、大丈夫です。


Amazonから拝借してきた、商品写真。
HiFiHearのメーカー名の表記は置いておいて、さすがに16芯なのでかなり見た目がごっついケーブルです。
コードスライダーが付いているのが微妙に嬉しいところ。
また、MMCXコネクタが小さいため、耳の上にケーブルを掛ける、いわゆるSHURE掛けをしてもコネクタが邪魔にならないのが良いところ。

実際に届いたケーブルは、Amazonの写真よりももっとメタリックブラウンに近い色合いでした。
これはこれで高級感あって良いですね。
3.5mmステレオミニプラグやMMCXプラグの部分もアルミのパーツでできており、チープ感はありません。

このケーブルで特筆すべき点は、16芯という極太ケーブルであるにも関わらず、とても柔らかい、という点。
上の写真のように、適当に置いてもケーブルが暴れません。
とてもしなやかなので、取り回しはとても楽。
さらに、タッチノイズもほとんど無く、歩きながら使っていても気にならないのがいいところ。

SE535のメタリックブラウンと組み合わせてみたの図。
いい感じで色がマッチしていて、合ってますね。
耳の上にケーブルを通しても、ケーブルがとてもしなやかで曲がりやすいため、まったく気になることはありません。

さて、4,231円という激安で購入した16芯ケーブルですが、その音はというと…広域の透明度は減りましたが、低域~中域のボリュームが増し、かなりパンチ力があるサウンドになりました。
元々がオーグラインの単芯ケーブルだったので、キャラクターはまったく異なるケーブルといえます。
繊細さはあまりありませんが、元々高域の情報量と繊細さが売りのBA型ユニットということもあり、高域が少し色あせたとしても特に不満はありません。
むしろ、ロックなどを聴く際にちょっと腰砕け感があった低域がかなり太くなりましたので、これはこれでアリでしょう。

クラシックなどよりも、ポップスやロック、ジャズなどのパワフルさやヴォーカルをメインに聴きたいソースに似合うケーブルだと思います。
値段も安いですし、コストパフォーマンスは極めて良好だと思います。
キャラクターが全く異なるケーブルを使っている方も、1本持っておいても良さそうです。

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