フライホーク FH700269 重巡洋艦高雄 エッチングパーツ フルコンプリートセット

エッチングパーツを作っているサードパーティー・メーカーはいろいろありますが、その中でもフライホークやライオンロアなどは、特定のキットをフルカスタマイズするためのセット商品を数多くリリースしています。
今回購入したのは、フライホークが販売している、フジミの1/700 高雄用のエッチングパーツです。
エッチングシートのAからKまでの11枚(!)と、主砲、副砲の砲身がセットになっています。

まずは、写真でご紹介。

 

■FH700269-A

FH700269

砲塔用のエッチングパーツで、追加装甲や機銃の台座、機銃がセットになっています。
砲塔の上に載せるアンテナの支柱もセットにありますが、これ、ピアノ線を脚に付けて補強しないと、張り線したらあっというまに曲がりそうです。

 

■FH700269-B

FH700269

魚雷発射管などがあるメインデッキの上の甲板部分の滑り止め鋼板と、吸気口などのメッシュパーツ、機銃の残りがセットになっています。
25mm連装機銃はナノトレッドのものをつかったほうが良さそうですね。
シールドはエッチングパーツを使おうと思います。

 

■FH700269-C

FH700269

水上機用甲板と、水上機運搬用の台車、運搬軌条にカタパルトのセット。
カタパルトの先に付ける滑車などもセットされています。
細かい…

 

■FH700269-D

FH700269

こちらは艦首部分の滑り止め鋼板(すでに取り付けてしまったため写真には映っていません)と、副砲や対空砲用のスポンソンなどなど。
副砲の射界を制限するための枠もセットになっています。
細かい!!

 

■FH700269-E

FH700269

Eパーツは主にジャッキステーやファンネルキャップと、艦橋用のエッチングパーツとなります。
すでに煙突の形にカーブした形になっているので、扱いがしやすそう。

 

■FH700269-F

FH700269

甲板上部の構造物のエッチングパーツ。
電探やクレーン、アンカーに浮き輪もセットになっています。
アンカーレセスも付いてきますが、エッチングパーツだとぺらっぺらなのでプラキットのほうが良いかもしれません。

 

■FH700269-G

FH700269

ボート類のエッチングパーツ。
カッター用のパーツに固定するための台座、オール、舵などもついてきます。
細かすぎ!!

 

■FH700269-H

FH700269

小物ばかりを集めた、Hシート。
ホーサーリールやプロペラ、水密扉などなど。
水密扉は開状態を再現できる構造となっています。

 

■FH700269-I

FH700269

舷外電路にボートダビット、ラッタルなどなど。
舷外電路ですが、キットにモールドされているものもそれなりに精密に出来ていますし、削り取ると他の部分にキズを入れてしまったり、うまく貼り付けができない箇所もありそうなので、そのままキットのものに手を入れて使おうと思っています。

 

■FH700269-J

FH700269

こちらは手すりと艦首、艦尾のポールのセット。
ポールは弱そうなので、0.2mmのピアノ線を使おうと思います。

 

■FH700269-K

FH700269

弾薬箱、舷窓のセット。
って、舷窓の枠、こんなにあるけど…貼り付けるのすげーーー面倒そうだなぁ(T_T
どうするか…甲板上の部分だけ使って、舷側はそのままにするかな…

 

■FH700269-主砲・副砲

FH700269

20.3mm連装砲×5の10本と、12.7cm連装高角砲×4の8本がセットになっています。

いやーー、細かいですね。
というか、細かすぎと言うか、なんというか。
少しずつ作っていかないと、途中で挫折しそうな気がしますorz

Amazonでは品切れですが、たまにヤフオクで売られていますので、安く買いたいかたはチェックです。
正規の価格だと1万円近かったような気がしますが、半額くらいで購入可能です。
アオシマ用とフジミ用で別の商品ですので、購入時には注意して下さい。

 

 

【艦これ】作れば、出る?!

運が偏っているというか、確率なので1/100といっても100回チャレンジすればかならず1回出る、なんてことは無いのは解っているのですが、それでも思ったようにいかないのが、ドロップや建造時の運ですね。
大鳳もまったく建造で出せず、10連敗くらいしたあとに、大和2回目、大鳳1回目で引き当てた(!)妻に建造ボタンをクリックしてみたら一発でツモったり。
まあ、運ではなく「たまたま出ただけで、誰が押しても同じ」だったんでしょうが、それを運とかで一喜一憂できるのも、またゲームとしての面白さかな、と思ってます。
時々、無性に羅針盤を割りたくなりますがw

さてさて、そんな艦これですが、絵師の方たちの間では「描けば出る」ということで、たくさんの艦娘たちのイラストで溢れかえっております。
私も昔はイラストを描いていたとはいえ、10年ほど放置なので腕なまりまくりというか、上手な絵描きの方がたくさんいらっしゃるので、絵では無く模型でチャレンジなのであります。

今まで作っていた模型は、どちらかというと「艦これで艦娘としてゲットした艦」を作っていたのですが、唯一模型では作っていたけど、ゲットしていないのが浦風でした。

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右側は雪風、左側が浦風。
フジミの雪風のキットには、浦風とセットになって2隻分入っております。

レア駆逐艦じゃけぇ~ということもあって、先に模型だけ出来ていてもなかなか我が艦隊に迎え入れることができなかった浦風ですが、やっとこさ、先日ゲットなのであります。

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今は改のレベル35を目指して、4-3で育成中。
しかし、中破絵がなんともエロいというか…最近実装された艦娘、なんかどんどんエロくなってません?
エスカレートしすぎているような気もしなくも無く。
でも、この前実装された妙高改二はそれほど露出は高く無いな…雰囲気はすごくエロいですが(^^;
顔が別人?!って感じに変わってしまったのが、ちょっぴり残念でもあります。

真鍮線でマストを自作してみる

1/700の縮尺で作られているウォーターラインシリーズの艦船模型ですが、1mの物体が1.4mmという極小サイズになってしまうため、いろいろと細かい部分が省略されていたりします。
細かい部品は省略しつつも、全体のディティールをいかに再現するかというのが各社のこだわりでもあり、製品の違いに現れているわけです。

しかし、副砲や機銃、ボートダビットなど細かいといっても省略できないパーツも多々あります。
こういったパーツは、どうしても1/700というサイズよりもオーバースケールなサイズで再現されてしまうこととなります。

そんなオーバースケールになってしまいがちなパーツの筆頭とも言えるのが、マストでしょう。
プラスチックパーツギリギリの強度まで細く再現されてはいるものの、現物の縮尺にはほど遠い太さとなってしまい、特にエッチングパーツなどで全体のディティールを向上させた場合には、大きな違和感となってしまいます。

そこでお勧めなのが、マスト自体を真鍮線で自作してしまう方法。
0.3mmなどといった線が売られていますので、これらを使うと細く、しかもまっすぐなマストを自作することが可能です。

 

DSC_1065

雪風を作るときに自作したマスト。
0.3mmの真鍮線と0.2mmのピアノ線を組み合わせ、ハンダ付けで自作しています。

今回は、自作の方法についてご紹介したいと思います。

■素材を揃える

マストを自作する際に必要なのは、下記のパーツとなります。

・真鍮線 0.5mm、0.3mm
・ピアノ線 0.2mm
・フラックス
・ハンダ
・ハンダごて
・ピンセット、マスキングテープなどの工具・消耗品
・木の板
・細い導線の芯線をばらしたもの

マストを作る際に使っている真鍮線は、0.3mmのものを選んでいます。
0.3mmであっても、実際には20cmくらいの太さにはなる訳で、そこそこ妥当な太さのように思います。
これくらいの太さであれば、真鍮であっても容易に曲がることはありません。

0.2mmくらいの太さになると、真鍮線ではあっさりと曲がってしまうため、私はピアノ線を使っています。
ピアノ線だとかなり強度がありますので、そう簡単に曲がることはありません。
ただし、相当固いケーブルのため、使うニッパーは選びましょう。
プラスチック用のニッパーを使うと、一発で刃がダメになります。

■ハンダ付けする

マストを自作するには、木の板に真鍮線を固定→フラックス塗布→ハンダ付けという手順を行います。

 

DSC_1023

まず、木の板にカットした真鍮線を置き、マスキングテープで固定します。
真鍮線の長さは、作業のしやすさを考え、長めに切っておくこととをおすすめします。
同一箇所で接する線が複数ある場合には、一気にまとめてハンダ付けを行います。

斜めになっている線は、マスキングテープを使って角度を決めて固定します。

 

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ハンダ付けの準備が出来上がったら、フラックスを十分に塗布します。
フラックスを塗ることで、少量のハンダでも綺麗に流し込むことが可能です。

フラックスを塗りおえたら、ハンダごてでハンダ付けを行います。
使用しているコテは20Wの出力のものですが、それくらいの熱量で問題はありません。

 

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ハンダ付けするとこんな感じになります。
右側がキットのプラパーツ、左が自作したマスト。
太さが明らかに違うのがお分かりでしょうか。

 

DSC_1033

作ったマストとキット付属のマストを並べてみました。
圧倒的にディティールが違います。
慣れればそれほど難しい作業ではありませんので、ぜひチャレンジしてみてください。

ちなみに、今までで一番大変だったのは、摩耶のマストでしょうか。

DSC_6115

プラパーツを切り出して組み立てたものを元に、真鍮線を切り出します。
メインの柱=0.5mm真鍮線
横方向の支柱=0.3mm真鍮線
一番上の細い部分=0.2mmピアノ線
トラスのたすき掛け部分=0.1mm真鍮線
というように使い分けています。
0.2mmになると、真鍮線ではすぐに曲がってしまうため、ピアノ線がオススメ。
ピアノ線はハンダ付けも出来るので便利です。
※ステンレスはハンダ付けできないのでオススメできません

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できあがった摩耶のマスト。
プラパーツと比べると精密さが際だっています。

1/700 摩耶

取り付けるとこんな感じに仕上がります。
やっぱり、マストは自作に限ります。