利根の艦橋と煙突まわりに手を入れてみました。
元々のキットがそれほど細かくない感じですので、手を入れすぎると改造すべき点が増えてしまいますので、適度にディティールアップしてみました。
艦橋は付属のエッチングパーツを使って窓枠を再現、ほかに探照灯などの基部にトラス組みを伸ばしランナーで再現してみました。
資料を確認したわけではなく、ネットの作例を見ながら適当にこんなものかな~と作っていますので、実際とは異なる可能性大です…
煙突はジャッキステート梯子を追加、ファンネルキャップは付属のエッチングパーツを使っています。
アオシマのキットはステンレス製のエッチングパーツが付属するのですが、このステンレス製のエッチングパーツ、厚みがありすぎて加工が大変です。
特に、ファンネルキャップのように曲げが必要なものは、そうとう気合い入れて加工しないと思ったような形になりません。
せめて、もっと薄くするか真鍮製にしてください…
艦橋の後ろにはラッタルを追加してみました。
この煙突と艦橋の後ろ姿、ラッタルの配置など、阿賀野型に似ている気がします。
阿賀野の起工が1940年6月18日、利根の起工が1934年12月1日なので、利根の流れを汲んでいるのかもしれません。
第一缶室吸気口がずいぶんと小さいような気がするのですが…こんなものなのかな?
横方向に大きくするのは手間がかかるので、簡単に吸気口側に1mmほどプラ板を取り付け、吸気口っぽくしてみました。
元々のキットだと、単なるプラスチックの四角柱ですからね…
吸気口が後ろを向いているのは、雨風や海水が入らないようにするためでしょうか。
対空機銃は付属のものがあまりにも出来が微妙だったため、別キットのものを使っています。
一度ナノトレッドを使ってしまうと、キット付属のものってかなり大味というか、スケール狂いまくりなので、できればナノトレッドを使いたいのですが…
ナノトレッド自体それなりの価格のため、おいそれと気軽に使えないのが唯一残念なところです。
高雄型と比べると、ずいぶんスッキリしている艦橋だと思います。
軍艦色(2)で着色したあと、船体に固定してみました。
細かい塗り分けはこのあとですが、艦橋を固定すると一気に船らしくなってきますね。
煙突の先端は黒く帯状に塗装されていますが、あれだけ黒煙を出す煙突なだけに、周囲が煤けてたんじゃないのかなぁ…ということで、エアブラシでぼかして塗装してみました。
…いや、ジャッキステーが微妙なところにあって、塗り分けが面倒だったなんて理由じゃないんだからね。
少し前から、主砲も含めた構図でパシャリ。
利根型独特の主砲の配置がよくわかります。
吸気口、やっぱり細いよなぁ…
同時に作っているビスマルクと並べてみました。
いかにビスマルクが巨大か、よく分かると思います。
しかも、主砲の砲塔が半端なくデカいんですよね。
ビスマルクの主砲はSK C/34型 38cm(47口径)砲ですが、扶桑の35.6cmや長門の41cm砲と比べても格段に存在感があります。
角張ってるからかなぁ…