“吾輩が艦隊に加わる以上、もう、索敵の心配はないぞ!”
途中まで作ってから相当放置していた利根を、GWを使って完成させました。
模型作るの久々だったので、結構手順忘れてて焦ったり…
完成した利根全景。
アオシマのキットなのですが、組み立て説明書がA4ペラ1枚というボリュームで、最近のフジミなどのキットと比べるとめちゃくちゃアッサリとした出来のキットです。
パーツ数は少ないですが、利根型の特徴のあるディティールはしっかりと抑えていますから、組みやすいキットと言えるかと思います。
アッサリ感はそのままに、要所要所をディティールアップしながら組み上げてみました。
いつもよりかなり濃いめにウェザリングを入れて仕上げています。
…うーん、でも、いつものほうがいいなぁ(汗
アンカーチェーンは極細の金属チェーンに交換しています。
砲塔は限定キットでホワイトメタル製の砲塔が付属していたので、せっかくなので使ってみました。
ホワイトメタル製の砲塔、ビミョーにズレていたり加工が必要だったりと、結構面倒だったり…。
リノリウム押さえはいつもの方法で0.15mmの真鍮線を埋め込んでいます。
船体には舷外電路のエッチングパーツを貼り付けてみました。
手すりはライオンロアの激細品。取付がひたすら面倒でした…
艦橋部分はラッタルと手すりを追加したくらいで、あとはほぼストレート。
対空機銃は別の艦に付属していたもの(たぶんフジミ製)と交換しています。
マストはキットのものは使わずに、フルスクラッチしています。
目立つパーツですし、支柱が太いとかなりもっさり感がありますので、マストはやはり自作がお勧めです。
今回はハンダを使わず、すべて瞬間接着剤で仕上げています。
しかし…張り線が思ったよりも面倒でした。
艦橋の後半部分。あっさりしてますね…。
クレーンはキット付属のエッチングパーツです。
このエッチングパーツ、とにかく分厚いステンレスで、切ったり曲げたりするのが一苦労。
真鍮製にしてください…orz
13号電探は阿賀野のエッチングパーツの余りを流用。
甲板下の魚雷室には、扉を開口して90式61cm3連装魚雷発射管を取り付けてみましたが…目立たないですねー。
後方より眺めてみるの図。
艦の後ろ部分をすべて艦載機用に割り振っている、利根型独特のシルエットが特徴的ですね。
砲の近くに艦載機があると、砲撃の際に衝撃波で艦載機を壊してしまうことがあり、実際に複数の艦で艦載機をダメにしています。
その点、利根型は前部に主砲を集中配置し、後ろは艦載機用のスペースにしていますので、砲撃の際に壊す心配がないことと、搭載数が増すといったメリットがあります。
煙突の中は開口して整流板を取り付けてみました…が、全く見えないな、これ。
上から見ると艦橋まわりのスッカスカ感が結構良い感じです。
組みやすいんですけどね…もうちょっとパーツあるとうれしいかなぁ。
煙突のジャッキステーは、結構綺麗に付けられたような気がします(自画自賛)。
組み立て説明書。
まったくディティールアップとかしなければ、余裕で1日で作れちゃいます。
これくらいのお手軽キットにも関わらず、ちゃんと“利根型してる”のでバランスがいいキットだと思います。
今回も張り線は鮎ゲッターなのですが、かなり慣れてきたこともあって、良い感じに張れました。
碍子も再現してみました。
碍子は塗料トレーに載せて少し揮発させてネットリしてきたエナメル塗料を使うと良い感じです。
左右にはみ出たゴミ部分は黒で塗ると、コンパクトに碍子を再現可能です。
今度碍子の再現方法をTipsに載せてみますか。
マストはやはり自作に限る!ってのがよく分かる1枚です。
ボートダビットはキットのものですが、うーん、モッサリだなぁ。
ここでナノトレッドを!とか言い始めると、いろんなところに手を入れたくなるので、改造するときは「どこまで手を入れてバランスを取るか」ってのも結構重要だったりします。
高角砲は後日真鍮管に置き換えてみようかと思います。
我が艦隊の一員となった利根。
うーん、早速置く場所が…
利根の左側は一番最初に作った金剛。
オール筆塗りなこともあって、かなりビミョーな出来…ウェザリング入れれば少しはマシになるか?!
対空砲の砲身をプラパーツから真鍮パイプに交換してみました。
このほうがリアリティあっていいですね。
詳細はこちら→高角砲の砲身を真鍮パイプに交換してみる