軽量ゲーミングマウスはビジネスでも使えるか? Logicool MX Masterから、Steelseries AEROX 5 Wirelessマウスに乗り換えてみた

今まで、LogicoolのMX Master(初代)をメインのマウスとして使っていました。
だいぶ長い間使ってきて痛みも出てきたので、
・外装(シェル)交換
・ホイール交換
・バッテリー交換
・ソール交換
というオーバーホールを行い、ほぼ新品同様の外観とバッテリー持続時間を取り戻しました。
まだまだ使えるマウスなのですが、最近仕事で使っていると「マウスが重たいなぁ」と感じることが多くなりました。

ソールを新品に張り替え、マウスパッドはARTISANのNINJA FX シデンカイなのでこれ以上無いくらい滑るのですが、マウス自体が重たいため、静止状態から動かす際、手首にそこそこ加重がかかり、ちょっとしんどかったりします。

バッテリーを抜いて軽量化・有線化したG700sも繋げているのですが、こちらのほうが50g程度軽いので遙かに使い勝手は良い感じ。
ただ、ケーブルが気になるのと、できるならもっと軽いマウスを!ということで、軽量マウスを買ってみることにしました。

軽量マウスはどれがオススメか

軽量マウスといえば、最近ゲーミングマウス用の製品で、肉抜きされた外装を持つマウスが人気でよく見かけます。
肉抜きすると補強用に骨格?部分を厚くする必要があるので、どれくらい軽量にできるかは微妙な気もしますが、蒸れずに通気性が良いメリットは確かにありそう。
マウスを購入するにあたって、軽量マウスでどれがよさそうか、いろいろ悩んでみました。
条件としては、70g前後の重量、ワイヤレス、という視点で選んでいます。

Logicool G PRO X SUPERLIGHT

定番中の定番というか、ロジクールの最軽量マウス。
重量はなんとワイヤレスでありながら63g未満という、凄いマウス。
それでいて、バッテリーは70時間程度持つという…。
欠点は16,000円という価格ですが、それ以外の点はほぼ最強。

購入の有力候補ではあったのですが、個人的に右手用に特化している、傾斜があるマウスの方がMX Masterなどの所有マウスとの違和感が少ないため、選択肢から外しました。
また、たまにはLogicool以外のマウスも使ってみたかったというか。



HyperX Pulsefire Haste

こちらも62gと極めて軽量、そしてワイヤレスなゲーミングマウス。
ハニカム構造の肉抜きシェルで軽量化をしているようです。
お値段は8,000円程度と、Logicoolより半額程度で買えるのが良いですね。
よさげなマウスですが、Logicoolと同様、左右対称デザインなので選択肢から外しました。



Razer Viper V2 Pro

58gという驚異的な軽さを持つ、Razerのゲーミング用ハイエンドマウス。
ワイヤレスで58gというのは、限界に近い重量でしょう。
ネックなのは22,000円という、Logicool G Pro X SuperLightをも超える価格。
これも左右対称デザインなので、除外しました。案外右手専用形状って、少ないのね…。



Steelseries AEROX 5 Wireless

今回購入したのがこちら、SteelseriesのAEROX5 Wireless。
同社製マウスとしてはAEROX3もありますが、こちらは左右対称デザインですが、AEROX5は右側に傾斜した、右手専用デザインを採用しています。
傾斜角はLogicoolのMXに比べればわずかですが、左右対称デザインのマウスと持ち比べると、遙かにこちらの方が自然です。
また、親指用の進む/戻る用サイドボタンのほかに、上下に動かすスイッチと、シルバーの部分もスイッチになっており、合計9ボタンの多機能マウスとなっています。
重量は74gと上で説明した他のマウスと比べると10g以上重たいですが、通常のマウスと比べると圧倒的に軽量です。



軽量マウスに交換してみた結果

仕事で使うマウスを、軽量なゲーミングマウスに交換した結果はどうだったかというと、

  • めっちゃ手が楽に!なんといってもマウスをものすごく軽い力で扱えるのがメリット大
  • 充電に関しては、2.4GHzモードだと物足りない持続時間、Bluetoothであれば十分実用の範囲
  • 9ボタンあるスイッチのうち、左側面の上下ボタンと銀色のボタンは使いづらいので、実質5ボタンマウス

といった感じで、圧倒的に便利になりました。
特に、マウスを重たく感じていたのが、軽量マウスだと手首への負担がとても少ないので、極めて快適です。
マウスを長い時間使うと腱鞘炎になる場合もありますが、軽量マウス+滑りの良いマウスパッドの組み合わせだと、手首にかかる負担は激減します。
腱鞘炎に悩む方にも、軽量マウスはオススメだと思います。
滑りにくい素材の上で、重たいマウスを使っていると手首への負担って大きいですからね。

特に、MX Masterは140gを超える重量級マウスですから、手首への負担も大きそうです。
AEROX 5の重量は半分程度なので、実際に使ってみるとその軽さは圧倒的です。

軽量マウス 唯一の不満

かといって、軽量マウスに不満が無いわけでもありません。
バッテリーの持続時間は軽さを重視しているため、バッテリーは必要最低限の容量、といった感じです。
このため、一般的なワイヤレスマウスと比べると圧倒的にバッテリーでの稼働時間が短いです。

マウスを使っていて最大のデメリットだと思うのが、ホイールがクリック・トゥ・クリックモードのみで、フリースピンが存在しないことです。
ゲームの場合、ホイールのフリースピンモードはまず使いませんので、ゲーミングマウスはほぼ全てがクリック・トゥ・クリックモード固定になっています。
Excelなどで大量の行を一気にスクロールする便利さになれてしまうと、クリック・トゥ・クリックモードは面倒です。

フリースピンも利用可能な軽量マウスってあればいいんですけどね…

ヘッドフォン沼へようこそ(HIFIMAN ANANDA/Beyerdynamic DT 1990 PRO/SENNHEISER HD 6XX/SHURE SE535)

今まではテレワーク中もスピーカーをメインで使っており、ヘッドフォンは夜くらいしか出番がありませんでした。
しかし、真空管アンプは電源食うし部屋も暑くなる…ということで、徐々にヘッドフォンの出番が増えてきました。

ヘッドフォンは長らくAudio TechnicaのATH-M9Xを使っていました。
1990年頃の製品なので、すでに30年以上前になりますが、ハイレゾ感はないもののモニターヘッドフォンたるストレートな音質と、ネオジムマグネットを使った強力なドライバーが相まって、今でも通用する名作ヘッドフォンだと思います。

なのですが、なんとなく買ったBeyerdynamicのDT 1990 PROのあまりのすごさに衝撃を受け、気づいたらいくつかのヘッドフォンを買うに至ってしまった、という訳。
ちなみに、数年前にSHUREのSE535も買って持っていますが、個人的にIEMはどうも音源が耳に近すぎるというか、スピーカーになれているというか、そんな感じであまり積極的には使っていなかったりします。

左から、

  • オーディオテクニカ ATH-M9X
  • Beyerdynamic DT 1990 PRO
  • SENNHEISER HD 6XX(HD 650同等品)
  • HIFIMAN ANANDA

となります。
ANANDA、デカすぎだろ…

スピーカーに対するヘッドフォンの良いところは、複数持っていても使い分けが簡単にできる、という点でしょう。
スピーカーって良くても2セット程度が限界で、あまり多いと置く場所に困ります。
また、スピーカーと異なりセッティングが不要、というのも良いところです。
スピーカーの場合、セッティングや部屋のサイズなどによって、かなり音って変わってきますからね…。

そんなこんなで手軽に買えてしまうヘッドフォン、スピーカーと違って沼になりやすいジャンルような気もします。
置き場所に困らないIEMとかはもっと沼かもしれません。

なんか、いろいろ買っていたら、AKG 812が余裕で買えそうな出費になってしまった気もしますが、それだと1種類の音しか楽しめないのに対し、4台もヘッドフォンがあると気分次第とかで使い分けができるので、それも楽しいものなので良しという感じです。

使い分けとしては、

  • オーディオテクニカ ATH-M9X → バックアップ機、特に出番無し…
  • Beyerdynamic DT 1990 PRO → 本気(?)で音楽を聴く時用、あとはたまにリスニングで
  • SENNHEISER HD 6XX(HD 650同等品)→ 仕事時に、高音域がキツくないリラックスした感じで聴きたいときに
  • HIFIMAN ANANDA → 常用ヘッドフォン。たいていこいつを使用

といった感じです。

一通り気になるヘッドフォンは揃ったので、これで打ち止めかなー。
もっとも、仕事しながら聴くことが多いので、そこまでガッツリハイエンド!っていうヘッドフォンじゃなくてもいいような気がします。
AKGの812/872も気になるのですが、価格がね…。5万円前後だとそこそこ気合い入れれば買えるのですが、さすがに10万を超えてくると、スピーカー買った方がよくない?!となりそうな感じで。
BS310 IndiesBlack → BS312とかにアップデートしてみたい気もしますし。

オーディオって、ある程度の上がりを決めておかないと、ズルズルと沼になってしまいやすいので、要注意です。

DOMIKEY DOLCHが届いたのでMaestro 2sに取り付けてみた

早速取り付けてみました!
日本語キーキャップ部分は既存流用するしかないので、できるだけ色味と書体が似ているものでないと違和感があるのですが、DOLCH、良い感じだと思います。
濃い色のキーキャップなので文字色が白文字ですが、それもアクセントになっています。
DOMIKEY、全て揃えると2万円近い高級キーキャップなのですが、モールドの精度がとても高く、5千円強で購入できる2色成型のキーキャップとは出来が違います。

Maestro 2sで交換可能なキーキャップについては、下記で詳しく説明していますのでよろしければどうぞ。
Maestro 2s / Maestro FL 日本語レイアウトのキーキャップ交換完全ガイド