1/700 浮き輪の作り方

艦船模型のディティールアップ方法はいくつもありますが、その中でもお勧めの一つが、浮き輪の製作。グレー一色が多い軍艦において、浮き輪は白と赤のコントラストなのでかなり目立つパーツです。船体にモールドされている場合が多いですが、もっさりしてますので潔く削り取って、自作のパーツに取り替えちゃいましょう。用意するもの・ランナーの余りパーツ・ろうそく・0.5mmの真鍮線作り方は至って簡単です。まず、直径0.2mm~0.3mm程度の伸ばしランナーを作ります。伸ばしランナーを作るときは、一カ所を熱するのでは無く、2~3cmをまんべんなく熱して、全体が柔らかくなったら一… [続きを読む]

1/700 艦船模型 エッチング手すりの接着方法

取り付けるとぐぐっとディティールが増すエッチングパーツの手すりですが、慣れないとなかなか綺麗に取付ができません。そんな手すりですが、接着剤を使い分けることで比較的簡単に、かつ綺麗に取り付けることが可能です。今回は、私が使っている方法をご紹介したいと思います。 用意するもの フライホーク FH700019 日本海軍 手摺 錨見台 ロックタイト 強力瞬間接着剤 ピンポインター ゼリー状 アロンアルフアEXTRAスティックスリム エッチングパーツですが、今回はフライホークのFH700019を使用します。 真鍮製で加工もしやすく… [続きを読む]

木甲板シートを貼るときのコツ:甲板位置を下げよう!

リアルな質感を貼るだけで簡単に再現できる木甲板シート。ただ、デメリットもありまして…最大のデメリットが、天然の木を使っているので厚さがある、という点。そのまま貼ってしまうと、かなり甲板の位置が高くなり、舷側との繋がりが気になります。そこでお勧めなのが、甲板を木甲板シートの厚さだけ嵩下げしてしまう方法。木甲板シー… <a href=[続きを読む]

高角砲の砲身を真鍮パイプに交換してみる

先日作った利根ですが、12.7cm連装高角砲の砲身を真鍮パイプに置き換えてみました。1/700の縮尺で12.7cmといえば、0.18mmに相当しますが、残念ながらそんなに細いパイプはある訳がなく…私が購入したのは外径0.6mm、内径0.2mmというそこそこ太いものになります。外径0.4mm、内径0.2mmのパイプも売っているらしいのですが、通販で買うには送料が高いし、かといって身近なところでは売っていなかったので、今回の利根は上記の太さのものを使うことにします。 真鍮パイプはニッパーで切るとつぶれてしまうので、クラフトナイフでゴリゴリと回転… [続きを読む]

1/700艦船模型における碍子の表現方法

張り線をするなら、やはり碍子も表現したいところ。白い碍子は張り線のアクセントにもなります。 碍子を作るには、瞬間接着剤を使う方法などもあるらしいですが、私はエナメル塗料を使っています。このほうがやり直しも簡単ですし、お手軽なのでお勧め。 使うのは、タミヤのエナメル塗料のフラットホワイト。あとはNo.000の面相筆があると便利です。 方法は至って簡単で、 塗料皿にフラットホワイトを取り、粘性が出るまで放置 面相筆の先に取り、筆の腹を擦るようにして張り線に塗料を載せる 乾いたら余分な部分を黒で塗装して完成 という感じ。エナ… [続きを読む]

艦船模型 ラッタル(階段)の塗装と取り付け方法

久々の艦船模型ネタです… 今回は、取り付けるだけでリアリティがぐっと上がる、ラッタルの塗装方法についてご紹介。 アフターパーツとしては手すりとラッタルは必須、ジャッキステーと舷外電路はちょっと難易度が上がるのであったほうがいいかな、という感じでしょうか。 使用するアフターパーツ 今回はライオンロアのR7016という、1/700の日本海軍用ラッタルを使用します。 こんな感じで、3種類のラッタルが入っています。 一番下のものは長すぎですが、好きな長さでカットして使えるので便利。 阿賀野型の艦載機甲板?までのラッタルはこれ… [続きを読む]

真鍮線でマストを自作してみる

1/700の縮尺で作られているウォーターラインシリーズの艦船模型ですが、1mの物体が1.4mmという極小サイズになってしまうため、いろいろと細かい部分が省略されていたりします。 細かい部品は省略しつつも、全体のディティールをいかに再現するかというのが各社のこだわりでもあり、製品の違いに現れているわけです。しかし、副砲や機銃、ボートダビットなど細かいといっても省略できないパーツも多々あります。 こういったパーツは、どうしても1/700というサイズよりもオーバースケールなサイズで再現されてしまうこととなります。そんなオーバースケールになってしまいがちなパーツ… [続きを読む]

甲板にリノリウム押さえを貼り付ける方法について

こちらの方法で紹介しているリノリウム押さえですが、今回は上手な貼り方についてご紹介。 その前に、訂正をひとつ。 真鍮線を伸ばすときに使う真鍮板ですが、真鍮だと金属が擦れたときの汚れが付きやすいので、ステンレス板のほうがいいかもしれません。 ステンレスは固いので、板側であれば金属粉が付くこともありません。 アルミだと柔らかいのでNGです。 真鍮板を使う場合は、表面が汚れてきたらツールクリーナーを使うか、あるいはコンパウンドや#2000程度の紙やすりで表面を綺麗にしておく必要があります。 表面が汚れた真鍮板。 こうなると表面の汚れが真鍮線にもついてしまう… [続きを読む]

1/700艦船模型用の滑り止め鋼板を複製して安価に使ってみる

現在、タミヤの島風を作っていますが、1972年のキットということもあり、かなりいろいろなところが端折られています。 甲板で最も目立つのは、やはりリノリウム押さえが無いのと、滑り止め鋼板の凹凸がなく、のっぺりしているということでしょうか。 今回作るに当たり、滑り止め鋼板を使って凹凸を再現してみることにします。 購入した滑り止め鋼板は、ライオンロア製のLE700056という製品。 ライオンロアの製品らしく、かなり凹凸模様が細かく再現されています。 真鍮で、かなり薄くなっていますので取り扱いは比較的簡単そうかも。 写真のプレートは一度下記で紹介する複製処理… [続きを読む]

張り線についてあれこれ

現在、艦船模型を作るときに張り線で使用しているのは、0.15号のナイロン水中線です。 0.15号のナイロン線は直径が0.064mmで、1/700スケールでは45mmとなります。 ちょっとオーバースケールですが、ナイロン線ではこれくらいが一番細いため、しょうがないところです。 実際に使用してみると上記のような感じになります。 手前の浦風はマストにキットのプラスチックパーツをそのまま使用しているので、マスト自体が太く、張り線もそこまで太く見えません。 奥の雪風は0.3mmの真鍮線でマストを作成しているため、できればもう一回り細いほうが良さそうかも、といった… [続きを読む]