タミヤ 1/700「島風」、完成しました&ちょびっと改造してみました

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“しまかぜ、出撃しまーす!”


扶桑に続いて作ったのは、タミヤの島風。
1972年製のキットなので、かなり手を入れないとアカン感じでしたが、別途エッチングパーツを買ったりするのも面倒だなぁ…という理由で、手持ちのパーツでディティールアップすることに決定。

手を入れたのは
・滑り止め鋼板の再現
・リノリウム押さえの再現
・窓枠、手すり、魚雷運搬軌条などのエッチングパーツ化
・目立つところにジャッキステー、扉を追加
・マストの自作
・13号対空電探の装備(阿賀野のエッチングパーツの余り)
・窓の開口、アンカーチェーンの置き換え、その他諸々
といったところです。
いろんな艦を作っていると、いろんなパーツが余りますので、取っておくとこういう時に便利です。
島風 1/700
完成した島風を前方より。
5連装魚雷発射管を3基備えており、高速性を追求したため艦の長さが陽炎型よりもちょっと長めになっています。
張り線は扶桑同様、0.05号のあゆゲッターを使用。
碍子は白のエナメル塗料を使っています。
リノリウム押さえはこちらもいつものように極細電線の芯を使って貼り付けています。

 

島風 1/700
後ろから見た島風。
スクリューガードは0.2mmのピアノ線で再現してみました。
爆雷用の籠?は雪風を作った時の余り物。
陽炎型の改装前は2つ搭載していたのですが、改装後は1つに減っているので、余っていたものを流用しています。

 

島風 1/700
真横から。
後部の25mm3連装機銃が載っている台は、Webの作例を参考にフルスクラッチで作ってみました。
キットでは左右対称の形になっていますが、実際は異なるようです。
3つ並んだ魚雷発射管が特徴的ですね。
次発装填装置はないのでスッキリしています。
最終時っぽくするために、下段の舷窓は塞いでみました。

 

島風 1/700
艦首をクローズアップで。
94式方位盤照準装置、デカすぎるな、これ…
古いキットだと、こういった小物がかなり実際とは異なる形状だったりするので注意が必要です。
かといって、このためにアフターパーツを買うのもなぁ…ってことで、そのまま使ってしまいました。
マストはやっぱり自作したほうが圧倒的に見栄え良いですね。

 

島風 1/700

魚雷発射管付近。

もともとは7連装(!)×2基を予定していたらしいのですが、非常時に人力で旋回出来ないということで5連装×3に落ち着いたらしいです。
それでも15射線ですから、ハイパーズの20射線と比べても引けを取りません。
全力でぶっ放しておしまい、っていう潔さ、実際に役に立つかどうかは別として、良いですよね。
でも、兵器としては問題ありなんだろうな…

 

島風 1/700
後部の連装砲は背負い式に2基搭載しています。
これに胴体と浮き輪、スクリューを付けると連装砲ちゃんなワケですな。
頭だけだして埋もれている状態か…

 

島風 1/700
エッチングパーツを使った、13号対空電探。
ぎゃ、電探室の足下、すげー汚いですな…しかもウェザリング塗料をウォッシングし忘れてるし。
すでにつや消しクリアー吹いちゃったからな…ま、いっかw
1:1マクロが可能なレンズで撮影すると、こういった粗が目立ってしまいますね。

 

島風 1/700
アンカーチェーンはいつもの極細チェーンですが、先日この細さを上回る製品が発売されたので、ゲットしました。
スケール的に、駆逐艦に使うにはこのサイズだとちょいと違和感ありますよね。
ただ、立体的になるとディティールが一気に向上しますので、アンカーチェーンの置き換えはお勧めです。

艦首など鋼板部分には滑り止め鋼板の凹凸を再現してみました。
キットではのっぺりしたフラット仕様ですが、やはり滑り止め鋼板に置き換えると引き締まりますよね。

リノリウム押さえは、リノリウムのモールドもまったくない状態でしたので、均等の幅に貼り付けるのが少し面倒でした。
リノリウム1枚分の幅に切ったプラ板をゲージ代わりに使って、1本ずつ貼り付けました。

 

島風 1/700
滑り止め鋼板はライオンロアの製品を使用しましたが、表面の凹凸はかなり細かく出来ています。
かたとりまるで複製していますが、かなり綺麗にモールドの転写が出来たと思います。
加工も楽だし、瞬間接着剤を使った複製はお勧めです。

 

島風 1/700
島風といえばZ旗!ってことで、Z旗を自作してみました。
青の塗料が無い(艦船模型では使わない…)ので、昔買った自動車用のタッチアップペンの塗料を流用。
サイズは解らないので適当です。
筆塗りなので、イマイチ微妙だな…
というわけで、ぜかまし、完成なのでした!

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