張り線やエッチングパーツを取り付ける上で欠くことの出来ない、瞬間接着剤。
いろいろな製品が多数ラインナップされていますが、私が使っていてこれは便利!と思うものをご紹介します。
■ロックタイト ピンポインター ゼリー状
本体サイズはでかいものの、容量は5gとさほど多くはありません。
しかし、この製品の良さはなんといっても使い勝手が良いという点。
製品写真を先に見ていただいた方がイメージがわきますので、先にamazonのアフィリエイトを使って写真をご紹介。
使いやすいポイントは2点で、
・キャップが確実に閉められる(接着剤のはみ出しによるノズルのつまりが起こりにくい)
・ケース左右の銀色の部分を押すと接着剤が出るので、量の調整がとてもしやすい
という特徴があります。
特に、量の調整がしやすいのはとても便利で、銀色の部分をつまむと接着剤が出てくるのですが、押さえる圧を微妙にかえることで、量をコントロールできます。
また、手を離すとノズルの先に出ている接着剤がノズル内に戻りますので、キャップを閉めたときに接着剤がノズルのまわりに付着することがありません。
ノズルの先を毎回掃除しなくても良いのは、とても便利です。
ゼリー状で粘性がありますので、手すりや張り線の先など、細いところに付けるのに最適です。
ただし、付けすぎると団子状態になって固まるので、適量が原則です。
あと、本体に貼られているラベルが剥がれやすいので、先に剥がしておいた方が使いやすいです。
■アロンアルフアEXTRAスティックスリム
こちらは以前もご紹介した、スティック状のアロンアルファ。
液状なので粘性が低いのが特徴です。
極細ノズルなどもありますが、こちらは斜めにカットされたスティックの先で隙間に流し込むタイプなので、たとえば手すりと船体の接着などにとても役に立ちます。
手すりを接着する際、
1,端の部分2~3cmくらいにゼリー状瞬間を塗布、船体に接着
2,残りの手すりを船体にあわせ、手すりと船体の隙間にスティックスリムを使って瞬間接着剤を流し込み
という方法を使っています。
一気に手すり全体に接着剤を塗ると、接着前に固まる、あるいは思ったところに接着できないといったことが起こりますが、この方法だと少しずつ接着が可能なので、綺麗に取り付けが可能です。
このスティックスリムですが、デメリットもあります。
まずはスティックの先の品質が安定していなく、少し反ったり、とがっていなかったりと、うまく接着剤を流し込めないときがあります。
そういった場合は、カッターでスティックの先を尖らせる、あるいは使い切った同製品のスティックを再利用するといった方法で対応可能です。
スティック自体は瞬間接着剤が付かないポリカーボネート?製なので、簡単に加工が可能です。
また、使い切る前に凝固しやすいのも欠点。
特に、スティック自体を固定する場所に密着させますので、瞬間接着剤用の硬化促進剤との相性は最悪。
硬化促進剤を吹き付けたところにスティックをくっつけると、スティック側に硬化促進剤の成分が付着し、そのままスティックを容器に戻すと、残りの接着剤が硬化され、粘性が増してついにはゲル状に…といったことも。
とても便利な反面、粘性の低さが使いやすさの秘訣でもありますので、少しでも湿気や硬化促進剤などの影響で粘性が出てくると、一気に使えなくなります。
価格が安いので、いつも未開封の製品を1つ予備で持つようにしています。
いろいろな瞬間接着剤を試しましたが、今のところ上記2つでほとんど用が足りている感じです。
お勧めですので、お試しあれ。