ロジクールの旧ハイエンドマウス、MX Revolution。
アプリによってホイールの回転モードをクリック・トゥ・クリックモードとホイールスピンモードに自動的に切り替えるという、MicroGearプレシジョンスクロールホイールを搭載し、いまでも人気の高いモデルです。
後継モデルのM950が登場してからかなり経ちますが、ヤフオクなどで中古が高値で売買されていることからも、愛用者が多いマウスだと思います。
このマウスの最大の欠点は2つ、それは
・右側面のラバーコーティングが剥げる
・バッテリーが消耗したときに交換ができない(むずかしい)
という点があります。
特に、バッテリーは消耗品のため、使っていると確実にへたります。
1日くらいしか持たない状態で使っている、あるいはバッテリーがもたなくなったため使用をあきらめたという方も多いのでは?
しかし!バッテリーなんぞ交換してしまえばいいのです。
というわけで、お勧めの方法をご紹介。
このマウスで使用しているリチウムイオンバッテリーは、L-LL11という型番で、電圧は3.7V、容量は600mAとなります。
このスペックの電池はかなり種類は多く、コンデジや昔のガラケーで多く採用されている電池と、サイズもほぼ同一です。
今回は、昔使っていたCASIOのEXILIM携帯、W53CAのバッテリーがほぼサイズも同一だったため、これを利用して取り付けたいと思います。
※外寸が一緒であれば他の携帯電話のバッテリーも使用可能だと思いますので、一度マウスをバラして電池のサイズを確認してみると良いと思います。
左は、今回使用するEXILIM携帯、W53CAで使用されていたバッテリーの52CAUAA。
携帯を2年使用していたので、キャリアから交換用に送られてきたものですが、結局使用せずにそのまましまい込んでいたものを再利用します。
電圧は3.7V、容量は880mAとMX Revolution用のバッテリーと比べるとなんと1.46倍!
容量はUPされていますが、サイズはMX Revolution用のバッテリーよりも若干小さく、しかも厚みも減っていますので、問題無くマウスに内蔵することが可能です。
バッテリーの端子側に、おそらくショートを防止するためと思いますが、突起があるのでこの部分はあらかじめ切断しておく必要があります。
ニッパーやカッターで簡単に切り取れますので、除去しておきましょう。
バッテリーのサイズ比較。
左が今回載せ替える52CAUAA、右がオリジナルのL-LL31。
オリジナルのバッテリーは劣化で膨らんじゃってますね…
残念ながら、端子の位置だけ異なりますので、写真のように改造します。
適当な金属板を切って、曲げて、瞬間接着剤で固定。
あとはリード線をバッテリー端子と金属板にハンダ付けして作業完了です。
バッテリーを交換したMX Revolution。
バッテリーの長さがほぼ同一だったこともあって、そのまま取り付けが可能でした。
長さが短いバッテリーの場合には、そのままでは端子が接触しない可能性がありますので、厚紙などでスペーサーを作って調節する必要があります。
バッテリーを交換したところ、私の使い方だと2カ月くらいは充電せずに使えるようになりました。
経費0円でマウスも復旧したので、大満足です。
【注意】
バッテリーを加工する必要がありますので、ショートしないように十分に気を付けてください。
あとは、バッテリーの極性は間違えないように。
ショートや極性を間違えると、最悪発火の可能性があります。
MX Revolutionのロットによっては、電池側に接点があるのではなく、コネクタ付きのケーブルが出ていることもあるようです。
その場合は、ケーブルを切断→バッテリー側にハンダ付けする必要があります。