リアルな質感を貼るだけで簡単に再現できる木甲板シート。
ただ、デメリットもありまして…最大のデメリットが、天然の木を使っているので厚さがある、という点。
そのまま貼ってしまうと、かなり甲板の位置が高くなり、舷側との繋がりが気になります。
そこでお勧めなのが、甲板を木甲板シートの厚さだけ嵩下げしてしまう方法。
そのまま木甲板シートを載せると、上のようにかなり段差が生じます。
厚さとしては、おそらく0.5mmくらいかな?という感じ。
幸い、戦艦などの甲板が広い艦は舷側パーツと甲板パーツが別になっていますから、甲板パーツを木甲板シート分下に下げることが可能です。
方法は簡単で、舷側側にある、甲板を接着するための段差をひたすらノミで削っていきます。
私が使っているのはタミヤの模型用のノミ。
結構切れ味良くて良い感じです。
上の写真で、左側が掘り下げた状態、右側がそのままの状態です。
0.5mmほど掘り下げられているのがわかるでしょうか。
掘り下げたあと、甲板パーツの上に木甲板シートを載せてみました。
まだ接着していないので左右が浮いていますが、ピンセットで押さえている部分がほぼツライチになっているのがわかりますでしょうか。
完成した扶桑を舷側から見た写真。
木甲板シートが完全に舷側とツライチになっているのが解りますでしょうか。
若干木甲板シートが出っ張っていても、手すりを付けてしまえば隠れますので、掘りすぎには注意です。
木甲板シートを使う場合は、甲板を掘り下げておくと違和感減ってお勧めですよ。