艦これ用のパッケージに入った、旧日本海軍の各工廠標準色セットです。
呉、佐世保、舞鶴の3工廠の標準色に、リノリウム色が加わった4色がセットになったパッケージです。
箱は艦これとタイアップしているので、売り場にいけばすぐ見つかると思います。
パッケージ脇にはそれぞれのカラーが印刷されていますが…差がワカラン!
とりあえず佐世保は暗くて舞鶴は明るい?くらいな感じ。
これだとさっぱりなので、各色でどれくらい差があるのか、わかりやすいように比較してみました。
各色の塗料のほか、色の説明資料と、各艦がどこで建造されたのかが記載された資料が付属します。
ただ、このセットが登場したのが艦これ始まって割とすぐと言うこともあり、最近の艦は載っていませんので要注意。
ざっくり説明書を要約すると…
呉工廠:塗りやすくする胡粉が入った高級品で、横須賀工廠で使用された色よりもちょっぴり明るい
佐世保工廠:城の顔料が他より少なかったので、海軍工廠の中でもっとも暗い色調に見えたらしい
舞鶴工廠:海軍標準色のなかでは最も明るい色だったらしい
という感じらしいです。
裏側には、艦これに登場する各艦の建造工廠および改修工廠一覧が印刷されています。
Wikiとかで調べなくて良いので便利ですが、前述の通り、一部の艦は載っておりません。
当然ですがビスマルクとかローマも載っておりません。
でも、金剛はちゃんと英国ヴィッカース社って載ってるのね。
さて、ここから本題。
実際にどれくらいの色の差があるのか、比較してみました。
タミヤのプラ板にエアブラシを使って各色を塗装したのち、最後に半透明クリアーを吹いてつやを整えて光沢の差を無くしています。
なお、左上の32 軍艦色(2)は横須賀海軍工廠標準色となります。
こうやって見ると相当差がありますね…
島風を作った時に、やけに色が明るいなーと思ったら、そりゃ、横須賀とこれだけ差があるんじゃ違い出ますね。
舞鶴はなんとなくニュートラルグレーに近いような気がします。
佐世保色は横須賀色にちょっと黒を足せば近い感じになりそうです。
ちょっと青がかっているように見える呉色は…ニュートラルグレーをベースに調合すれば作れそうかな?
島風建造中の写真ですが、かなり明るい色なのが解るかと思います。
最初は違和感ありましたが、最終的に組み上げてウェザリング入れてしまえば落ち着いて良い感じです。
艦これパッケージに入ったMr.カラー 艦これ 旧日本海軍工廠 標準色セット、リノリウム色もセットになって便利ではあるのですが、各色をバラで買えないという欠点がありますので、何隻も作るときにはちょいと不便です。
もっとも、戦艦や空母クラスを1隻作っても1本まるまる塗料を使うことはありませんので、数隻くらいしか作らない場合は便利だと思います。専用パッケージですしね。
艦これセット品ですが、スポット生産だったらしく、現在では品切れとなっているようです。
リノリウム色を除いた3色セットは以下のセット品で購入できますので、こちらが良いかと思います。