今やストレージの定番ともいえる、M.2 SSD。
実装面積も小さいし、マザーに乗せられるし、ケーブル繋がなくていいし、爆速だし。
というメリットばかりのM.2 SSDですが、ネックはSATAと比べると割高な価格と、発熱。
特に最近のハイエンドSSDは、自己の発熱で速度低下を起こすなど、無視できないレベルです。
今回、RYZEN Threadripper 1950XのPCに、SAMSUNG 960 EVO M.2 SSDを使ってみたので、サクッとレビューしたいと思います。
購入したのは、価格と性能のバランスが良い、960 EVO。
今では新しい970 PRO/EVOがリリースされましたので、少し安めなっているようです。
最新じゃなくても良い!という方は、960 EVOでも十分高速ですし良いかもですね。
搭載したマザーは、X399定番のASRock X399 Taichi。ハイエンドに匹敵する機能を備えながら、ミドルクラスの価格帯を実現した、人気のモデルです。
さて、OSを組み込んだCドライブでの速度はというと…
OSの動作に重要なランダム性能も、4KiBのQ8T8で1200MB/sを超え、Q32T1でもリードが355MB/s、ライトが233MB/sとすこぶる優秀な値。
ちなみに、SATAのSSDである、intel SSD 730 480GBの値はというと…
シーケンシャルと4KiBのQ8T8にかなりの差がつけられてしまっております。
960EVOですが、やはり発熱は高めです。
ですので、SilverStone TP02-M2を乗せて冷却を強化しています。
SilverStone TP02-M2の取り付け方は簡単で、熱伝導シートを貼り付けてからヒートシンクを乗せ、シリコン製と思われるベルトで固定するだけ。
粘着テープで固定するタイプではないので、あとから簡単にヒートシンクを剥がせるのがいいところです。
装着したところ、SSDの温度は30~40℃程度で安定しており、これくらいの温度であれば、熱による速度低下はないと思われます。