Western Digital製NAS Sentinel DX4000の静音化改造

Western Digital製のNAS、Sentinel DX4000はWindows Storage Server 2008 R2を搭載しているので、Eye-Fiの受信ソフトウェアをインストールしておけば、24h勝手にいつでも写真撮影→NASに転送という素晴らしい環境が構築出来ます。
こういうときにWindows NASって便利ですよね。

しかし、このSentinel DX4000、夏場になるとかなりうるさいです。
室温が上がると冷却効率が落ちるのは解りますが、それでも深夜帯にフォーーンと唸るのはどうにかしてほしいところ。
なぜに?と思って温度を確認してみたところ、ディスクではなくCPU温度が上がっていたため、ファンが高速回転していたことが発覚しました。

CPU温度を見てみると、少しでも負荷がかかるとあっという間に70度とかに達しており、そりゃしょうがないよね…という感じ。
しかも、排気ファン×1なので、CPUヒートシンクまわりにはほとんどエアフローが発生しません。
これではいくらファンが回転しても温度下がりませんし、うるさいだけです。
そこで、CPUファンを追加して、温度を下げることにしました。

購入したのは4cm角のファン。
スペースの問題でこのサイズのファンしか設置出来ません。
ファンの厚みは厚さ20mmのものをチョイス。一般的な4cmファンは厚み10mmとかですが、これだと風量が稼げないので、小口径のファンを買うときは、できるだけぶ厚いファンの方が良いです。
回転数は4000rpmですが、本体の排気ファンのファンコンに連動しますから、通常はかなり低速で回っているはず。
エアフローこんなんで大丈夫?ってくらい微風ですが、それでも劇的に温度変わりましたので、大丈夫そうです。

DSC_4334

取付は、カバーを開けて基板を取り外したあと、両面テープで上記の位置にぺたっと貼り付けます。
透明のプラ板はエアフローをなるべくCPUに届けるためのもの。
この延長線上にCPUクーラーが位置するようになっています。

DSC_4337

ファンの電源は基板上の3ピン端子を分岐させています。
今回はケーブルを自作しましたが、市販品を買ってもいいと思います。

ファンを組み込んだ結果、CPU温度が70度→50度に劇的に下がりました。
いままでしょっちゅうファンが盛大に回転していたのですが、CPUファン追加後はファンの速度が上がることは全く無くなり、めっちゃ静かになりました。
CPUファンも全く音が聞こえませんので、大成功。
うるさいと感じている方、CPUファンの追加お勧めですよ。

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