初心者でもわかる自動車買い取り 一括査定サイトの使い方

先日、親の車を処分するので、一括査定サイトを使ってみました。
初めての経験でしたが、いろいろ解ったこともありますので、まとめてみたいと思います。

■一括査定サイトとは?

車のメーカー、型式などをいくつか入力するだけで、中古買取業者から一括して見積を取ることが出来るサービスです。
サイトの運営企業は、各自動車買取業者に情報を提供することで利益を上げている仕組みです。

■一括査定サイトを利用する前に用意するもの

  • 車のメーカー、色、型式などの情報
  • 車検証
  • 査定に来て貰う日時をあらかじめ決めておく

上記は必須です。
用意してからサイトを利用するようにしましょう。

■査定の申込をする!

この手のサイトは大量にありますから、どこでも好きなところで申し込んでください。
だいたい、同じような買取業者に連絡が行く仕組みになっています。

申込を完了すると、登録した電話番号にいきなり電話が掛かってきます
ですので、電話対応が出来る時間帯に申込をしないと悲惨なことになります。
各社から電話が掛かってくるので、車の詳細な情報を伝えつつ、見積に来て貰う日程を伝えます。
この際重要なのが、各社に一斉に集まってもらうことです。
個別に対応していると面倒ですし、出来れば一番高い金額で売りたいですから、日時を決めて、その時間帯厳守で各社に来て貰いましょう。
見積に要する時間ですが、だいたい1時間程度だと思います。

■査定方法について

査定ですが、一番楽なのは、車が置いてあるところに見に来て貰うことです。
その際、複数の業者を呼ぶことになりますが、競りと入札の2通りの方法があります。

競り→参加する各企業が競合よりも高い金額を提示していき、一番高額な企業が落札する方法
入札→参加する各企業が買取条件を一同に開示し、一番高額な企業が落札する方法

となります。
ヤフオクの経験だと競りのほうが高くなることが多いのですが、買取に来た業者の方に聞いてみたところ、どちらが高くなるということはあまりないみたいです。
買い取りたい車であれば入札で上限価格を一気に提示して決めることもありますし、入札で相手より少しでも高く…ということで価格が上がることもある、といった感じでしょうか。

私は入札方式で買い取って貰いました。
入札方式では、各社が車の状態を確認した後、各社が集まったところで名刺の裏に金額を書いて同時に渡してくれます。
裏に書かれた金額を確認し、その場で一番高値の企業に買取する旨を伝えましょう。
他社の買い取り価格ですが、条件を確認したいことが多いらしく、入札業者決定後オープンにするのが習わしのようです。

業者によっては、幾らくらいであれば即決しますか~とか、他社よりも条件高く出しますのでぜひウチに~みたいな営業トークがありますが、そういったのは全て無視して、「各社公平な条件でお願いします」とだけ伝えました。
出来るだけ高い値段で売りたいですし、抜け駆けは良くないですからね。

■入札金額は結構バラバラ

中古自動車はオークションの仕組みが出来上がっていて、だいたいの相場は決まっています。
とはいっても、業者によりかなり差が出ました。
売却したのはプジョー207で輸入車ということもあると思うのですが、安いところは35万円、最高値で58万円でした。
ちなみに、入札額が一番安かったところはラジオなどで「買い取った車を直接売っているから、買い取り価格No.1!」を豪語している企業でした。
広告はあてにならん、ってことですね。

金額にばらつきが出るのは、販売ノルマの達成や店によって売れ筋の車が異なる、たまたまその車種が無いor過剰などもあると思いますが、買い取った店で売るのか、オークションに流すのかによってかなりの差が出るようです。
売れ筋の車は店舗で販売して利幅を大きく稼ぎたいため、強気の値段で入札されます。
オークションに流す予定の車は、オークション相場くらいにしかならないので複数社あってもだいたい似たような金額になります。

■車を買うとき、ディーラーに下取りを出すか、買取業者に売るか、どちらが得?

車の査定に来る企業が1社、1時間半も送れるということでしたので、待ち時間に前から気になっていたことを質問してみました。

車を買うときにディーラーに下取りを出すと、限界以上に高値で買い取ってくれて「得した!」ということも多いと思いますが、カラクリもあるようです。
ディーラーで車を買うときに値引きをすることが多いと思いますが、値引きが出来る幅ってだいたい決まってます。
下取りを高く見せるために、「この車は人気があるので値引き出来ないんですよね」と言いつつ、車体の値引きを無くした上でその一部を下取り価格に上乗せして「得したように見せる」ことはよくあるらしいです。
しかも、オプションを付けるとオプションにも値引きできる枠がありますので、思った以上の下取り価格が出る場合もあるらしいです。

買取業者の方のアドバイスなのでバイアスは掛かっていると思いますが、その方曰く、ディーラーで車を買うときは下取りは無い条件で限界まで値引いて貰い、後から「そういえばこの車下取りして欲しいんだけど」ということで下取り金額を出して貰うと良いとか。
すでに「下取りが無い」条件で車体やオプションを含め限界まで値引いた後だと、上記のロジックで下取り金額の上乗せは出来ないですからね。
で、そのタイミングで同時に下取り業者に見積取っておけば、一番高いところに下取りも出せるし、購入する車も限界まで値引きが出来る、という訳。

■ちょっと面倒でも、見積もって貰うことがやはりお勧め

今回初めて見積サービスを使ってみましたが、各社でこれだけ金額差が出るとは思いませんでした。
一度に来て貰えば手間も省けますし。
車を売る際には、検討してみることお勧めです。

この記事ですが、どこかの見積サイトの宣伝とかではなく、純粋に使ってみて感じたことを書いてみました。
ですので、特定のサイトにリンクは張っておりませんので、見積サイトを使われる時は、検索するなりして、良さそうなところを見つけて申し込んでみてくださいませ。

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