スピーカーのトーテムポールじゃ~
ということで、安物を衝動買いしたonkyo D-112E LTDを含め、3製品を聴き比べ。
アンプはMyryadのMI-120をプリにして、MA-120でドライブしています。
ソースはiPad、AirMac経由で出力し、DACはAirMac内蔵のものです。
・BabyBoomerもどき
もどき、となっているのは中身のネットワークが故障した個体に、同じくイギリスのCastleの2wayスピーカーのネットワークをそのままぶち込んでいるため。
BabyBoomerはペアで30,000円ですが、ネットワークはたぶん余裕で10万円を超える製品のやつのはず。
MonitorAudioの清涼感というかクリアーさが少しなくなるものの、Castleの暖かい感じがする、なんとも不思議な感じに仕上がっています。
ユニットが全く違うし、クロスオーバーとか無視してもちゃんと鳴るもんだ・・・
傾向としては薄まっているとはいえ、やはりMonitorAudioの音。
低域もこのサイズとしてはかなりしっかり出ます。
うーん、これはいい音だ。
・ONKYO D-112E LTD
ディスコン時に投げ売りされていた?ようで、今でも中古で激安で売られていますが、一応定価58,000円もするモデルです。
といっても、ユニットが同じD-112Eが4万円台だったから、それくらいの実力かも。
見た目はかなりデザイン良好、独特な印象で満足感はあります。
しかし、肝心の音が、なんていうか・・・BabyBoomerを聴いた後だと、鼻が詰まっているというか耳抜きしてないというか、スピーカーとの間になにか薄い壁があるというか。
なんとも奥行きがない音なんですよね。
音楽の楽しさが表れてこないというか。これが最近のONKYOの音なんでしょうか。
2万円を大きく割り込む価格で購入しているので、価格それなり、といえばそんな感じですが、これ5万円とかで買ったとしたら・・・orz
BabyBoomerのほうが音遙かに良いです。
・・・Castleのネットワークぶち込んでみようかw
長所があるとすれば、中古価格からは考えられない質の良さ。
あと、フロントバスレフ(ユニット下部のポートからフロントに引き出している)のでかなり低域は豊かな点。
ボリュームをそこそこ上げると息苦しさが少し和らいでくる点でしょうか。
・Studio20 Limited Edition
いやー、比べちゃいけないですが、圧倒的です。
つなぎ替えて音を出しただけで次元が違います。
透明感の高さと、息づかいまで聞こえてくるリアル感はMonitorAudioの真骨頂と言えると思います。
特にこのStudio20は2wayトールボーイというバランスが良い作りということもあって、とても気持ちよく鳴ってくれます。
まあ、価格で言うとBabyBoomerが30,000円、D-112Eが58,000円、Studio20が900,000円ですから比較にならないのですが・・・
ということで、コストパフォーマンスではBabyBoomerの圧勝でした。
ちなみに、PC用に使っているELACのBS72、定価は65,000円ですからD-112E LTDと似たようなものなのですが、D-112Eの音を聞くとBS72の音の良さは圧倒的ですね。
アンプとの組み合わせが良いこともあるかと思いますが、BS72、50,000円台で買えるブックシェルフスピーカーとしてはかなりお勧めです。