“こんにちは。高雄です。
貴方のような素敵な提督で良かったわ。”
2014年9月頃から着手し、リノリウム押さえの貼付で挫折(ピッチが短くて他の艦の2~3倍くらい貼らないといけないのだ)し、今年の8月にリノリウム押さえを貼り終わった高雄。
フライホークのエッチングパーツコンプリートセットを使って組み立てていることもあって、作っているけれどまったく進捗していない感がありましたが、やっとこさ完成しましたよ…
情報量というか物量密度は今まで作った中では一番濃い気がします。
社外品のエッチングパーツフルセットを使って作ったのは、いままでは雪風のみでしたが、あちらは駆逐艦、こちらは重巡ってこともあって難易度桁違いでした。
斜め正面から。
このアングルだと、艦橋の重厚さが際立っています。
このあとに続く最上、利根は艦橋もアッサリな方向に変わってしまったため、シンプルな艦が多くなります。
重厚なデザインで、ファンも多い艦だと思います。
正面から見ると迫力ありますね。
ボートダビットとカッターボートはナノトレッドを使っていますが、先に取り付けてしまったため、張り線作業中に指が触れて帯が破損すること数回…
これ、最後に付けた方がいいなぁ…。
エナメル溶剤ってプラスチックが割れやすくなるので、0.1mmプラペーパーにウェザリング入れると、すぐにパキッと割れちゃうんですよね。
甲板上のリノリウム押さえの数、相当多いのがお分かりいただけますでしょうか…
しかも、甲板の真ん中が盛り上がっているところまで再現されていたため、そのまま貼り付けられず、軽く曲げてから貼り付ける必要があるのですよ。
摩耶と愛宕があるのですが…同じ作業あと2隻分やるのかorz
後ろ姿も重厚ですな~というか、ごちゃごちゃ。
ホーサーリールは伸ばしランナーに銅線をバラしたものを巻き付けています。
結構リアルに仕上がって良い感じ。
中に搭載している内火艇もエッチングパーツでディティールアップ。
中央のデカいボート、ちゃんと中も作っておくんだった…
主翼を削ってエッチングパーツでディティールアップした艦載機。
本当は零式観測機×2と零式偵察機×1っぽいですが、零式偵察機×2にしちゃいました。
艦橋周りも軽くウェザリングを入れています。
甲板より上の構造物は気合いで清掃していたため船体と違って比較的綺麗だったと勝手に想像してますw
日本の重巡洋艦の中では、一番ごちゃごちゃしているクラスではないでしょうか、高雄。
中でも摩耶は凄まじいことになってますので、作るのが楽しみです。
張り線は結構適当というか、ノリです。
他の方の作例と、ヤマトミュージアムの模型を参考にしつつ、かっこよく見えつつ適度に手抜きできる範囲で適当に取り付けています。
実際とは違うと思いますので、参考にされる方は要注意です…
砲塔のシールドのエッチングパーツ、すごい細かいですよね。
魚雷もちゃんと塗り分けているんですが、まったく見えませんw
艦に乗り込む為のラッタルですが、中型ボートダビットを流用してくれーんにしてみました。
25mm単装機銃は防楯を取り付けてみました。
艦首のチェーンはモノクロームの超極細品。
このサイズで鎖にするのってスゴイ技術ですよね…
艦首のポールは0.2mm真鍮線にエッチングパーツの支柱を取り付けました。
鎖見台もエッチングパーツを使っています。
予備の舵は反対面のモールドをエッチングパーツのあまりを使って再現しました。
スクリューガードがすぐに落ちそうで怖いです…
高雄全景。
葉巻型の細長い船体が美しいです。
反対側から。
真横から。
そのうちシルエットシリーズに追加したいと思います。
菊花紋章はナノトレッドです。ここ、アクセントになるので重要ですからね。
アンカーセットに付いてくるんですが、巡洋艦用を使い果たしてしまっており、しょうがないので先日作った天龍からはぎ取りましたw
天龍には高雄についてきたものを取り付けています。
かなり大きな艦橋ですが、実は中にぶっとい煙突が入っているため、下層フロアはほとんど煙突となっています。
煙突のまわりって暑そうですが、大丈夫だったのでしょうか…
煙突が半分くらい埋まってしまっている、ごちゃっとした構造物が良い感じです。
やや後ろより。
最後に、アイキャッチで使っているのとは逆向きから。
というわけで、高雄、完成致しました~!
世の中凄すぎる完成度を誇る作品を作られている方がたくさんいらっしゃいますが、少しでも近づいていきたいものです。
最後に、使ったアフターパーツなどをご紹介。
…アフターパーツ代、いくらになるんだろうorz