フジミ 1/700「足柄」純正エッチングパーツ使用 完成しましたー!

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出撃よ! 戦場が、勝利が私を呼んでいるわ!”


フジミのスポット生産品、特SPOTシリーズのNo.10、足柄です。
フジミ純正のエッチングパーツが付属しますが、かなりパーツ数も多く、精巧に作り込むことが可能です。
このキットは3隻目に作ったものなので、出来映えとしてはうーむ…といったところも多々あります。
フルハル金剛→フルハル長門→足柄→子日→大井→雪風→伊168→浦風→陽炎→まるゆ、という順序で建造して、現在は扶桑と阿賀野に仕掛中。

フジミのエッチングパーツって純正のフィッティングの良さと適度な厚みもあって、加工もしやすくてオススメです。
精密さにおいてはLionRoarやFlyHawkなどの方が上ですが、こちらはかなり薄く、扱いは格段に難しいと言えます。
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船体が反っていたので、補正中の図。
艦の左右にスペーサーがわりのやすりを置き、接着剤で底面を固定したあと、HDDを重石代わりにおいて反った状態をなおします。

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窓はすべて0.5mmのピンバイスで穴を開け直します。
誤って1本ドリルを追ってしまい、買い直すことに…
これだけでも、かなりディティールが細かくなった印象になります。

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アンカーチェーンは模型用の鎖を使って再現。
引き込み口は0.8mmのピンバイスで穴を開け、中に鎖を押し込みます。
キャプスタンは伸ばしランナーの細いものを接着、チェーンを巻き付けて上に太めの伸ばしランナーのスライスを乗せて接着しています。

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窓枠を付属のエッチングパーツに変更。
ブリッジ左右にある対空機銃のスポンソンもエッチングパーツに交換しています。

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煙突はキャップパーツを装着後ルーターで穴を開け、ファンネルキャップなどのエッチングパーツを取り付けます。
重巡独特の曲がった煙突が特徴的です。
手すりも切り取ったエッチングパーツを曲げて、瞬間接着剤で固定していきます。

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別の角度から。
サーチライトや対空機銃用の台座がものすごく細かいです…
これだけ作るのに、平日と言うこともあって2~3日くらいかかっています。

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ブリッジの屋上にある双眼鏡を作ってみました。
実際の双眼鏡は20cmだそうですが、今回作ったものは0.4mm程度なので28cmくらいになってしまっています。
これ以上小さいと、逆に円筒形に見えなくなってしまうので、これくらいが妥協点かな…

 

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どれくらい小さいかを比較するため、PCで使うミリネジと比較。
すげー小さいのがわかると思います…

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ホースリールはエッチングパーツのものと交換。
ホース部分は伸ばしランナーを白く着色して輪切りにし、エッチングパーツに固定しました。

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徐々に組み立てが進んでいます。
見ているだけでも楽しいひとときですw
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一度張った空中線を撤去、再度0.15号ワイヤーで貼り直し中。
2番砲塔、4番砲塔上の空中線支柱はあまりにも細すぎるため、最上部の柱のみ後ろからエッチングパーツを削り出したものを接着、2重にして強度を上げています。

以下、完成した足柄です。
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完成した足柄。
空中線はとりあえず近所で売っていた1号のテグスを使用してみましたが…うーん、やっぱり太いか。
マストの部分とか補強が必要なので、今度0.1号買って貼り直しすることにします。

やっぱり納得がいかないので、すべて0.15号のナイロン糸に張り替えました。
船首のポールは空中線のテンションがかかることを考え、0.3mmの真鍮線に交換。
なるべく深いところまでピンバイスで穴を開け、しっかりと固定しています。
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ブリッジ中心。
主砲は旋回できるように固定されていませんが、空中線を張ったため触ることは不可です。
もっとも、エッチングパーツの塗装が剥げやすいので、お触り厳禁。
触ると怒られます。

手すりやクレーン、階段などエッチングパーツによる細かいパーツてんこもりなので、1/700とは思えない細かさ。
っていうか細かすぎて肩こりまくり。
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設計者の平賀譲氏が出張で不在なのをいいことに、勝手に海軍が設計図を書き換えて搭載してしまった魚雷発射管が特徴的です。
上部にカタパルトと艦載機のスペース、下部に魚雷発射管としていますが、艦内に爆発物である魚雷があるのは誘爆する可能性を考えるとかなり危険そう。
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正面。
巡洋艦ならではの精悍な顔立ちです。
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ブリッジの後ろの空中線は結構難儀しました。
凄い方々はここに滑車まで再現していますが、今回はストレートに配線するにとどめました。
1/700は奥が深い…
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上部より。
うーん、美しい艦ですねぇ。
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艦載機のプロペラはアオシマの長門に付属したエッチングパーツの残りを流用。
2枚ペラだったので、プロペラだけ切り落とし、瞬間接着剤で固定しています。

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