1/700艦船模型における碍子の表現方法

張り線をするなら、やはり碍子も表現したいところ。
白い碍子は張り線のアクセントにもなります。

碍子を作るには、瞬間接着剤を使う方法などもあるらしいですが、私はエナメル塗料を使っています。
このほうがやり直しも簡単ですし、お手軽なのでお勧め。

使うのは、タミヤのエナメル塗料のフラットホワイト。
あとはNo.000の面相筆があると便利です。

方法は至って簡単で、

  1. 塗料皿にフラットホワイトを取り、粘性が出るまで放置
  2. 面相筆の先に取り、筆の腹を擦るようにして張り線に塗料を載せる
  3. 乾いたら余分な部分を黒で塗装して完成

という感じ。
エナメル塗料はそのままだとサラサラで厚みが出ませんので、修正液というか、液体のりくらいになるまで放置します。
揮発して粘性が出てきたら筆の先に取り、筆の腹を張り線にこすりつけるようにして載せます。
最後に、エナメル塗料が乾いたら、余分な部分を黒で着色して目立たないようにすればOK。

あゆゲッターのような極細ラインにも使えますので、お勧めですよー。
失敗した場合は、Mr.ツールクリーナーを筆の先に付けて擦れば簡単に元通りになります。
※あゆゲッターは形状記憶合金製なのでMr.ツールクリーナーに侵されません

ぜひぜひお試しあれ。

アオシマ 1/700 戦艦「長門」完成! ※フルハルモデル→WL化

長門

“私が、戦艦長門だ。よろしく頼むぞ。
敵戦艦との殴り合いなら任せておけ。”


金剛に続いて作ったのが、アオシマの長門フルハル版。
船体が上下分割だったフジミとは異なり、アオシマの長門は左右分割になっているため、ウォーターラインシリーズとはまったくの別キットとなっています。
最初はフルハルで飾っていましたが、他の艦と並べて飾るため、下半分の切断を行いました。

初期に作った艦なので載せるのも恥ずかしい感じなのですが、せっかくなのでご紹介。

 

1/700 長門

さすがに2隻目に作ったキットなので、いろいろなところがいい加減なままですが…まあ、最初の金剛よりはマシ、ってことで。
今から見ると手直ししたいところだらけですが、作ってしまった以上諦めるしかー。
金剛と比べると、ググッと近代的なシルエットになっております。

 

1/700 長門

はじめてエッチングパーツを使ったのも、この長門でした。
2番、3番砲塔の上の支柱と電探、後部マストの一部パーツ、ファンネルキャップなどがセットになっていました。
エッチングパーツすげえ!と感激した覚えがあります。
まだこの頃はライオンロアとかフライホークとかの存在は知らなかったのですが、知ってしまったがために、出費の増大と組むときの苦労が激増することにw
でも、完成したときの喜びもひとしおですが…

 

1/700 長門

後ろから。
艦載機の設置場所と3,4番砲塔の配置が金剛型より合理的になっております。


1/700 長門

長門型の艦橋を見て思うのは、なんか微妙な位置に測距儀があるよなーという点。
艦橋がどんどん上に積み重なっていったためというのもあると思いますが、どうせなら一番上に設置すればいいのに、とか思います。
しかも、測距儀がドーナツ型の円盤の上に乗っていて、円盤ごとぐるぐる回るような作りになっているのも、なかなか特徴があります。
この構造が故、これより上には移動できなかった、とかなのかな…

しかし、長門の41cm砲、ビスマルクの38cm砲と比べるととてもコンパクトですね。
ビスマルクの主砲は46cmでした、とか言われても納得できそうな砲塔サイズだからなぁ…

 

フジミ 1/700「金剛」(ストレート組み・フルハル→WL改造化)

金剛

“英国で産まれた帰国子女の金剛デース!”


艦これでも大人気、金剛型戦艦1番艦、金剛デース!
艦これにはまって最初に作ったプラモが、このフジミ製金剛(フルハルモデル)。
このあと、長門、足柄、子日、大井…と続いていきます。
最初に作った作品という意味では思い入れもあるのですが、このときは艦船プラモなにそれ?的な感じでテキトーにつくってしまったので、今から見るとトホホホ…な出来に。


戦艦 金剛

前から見た金剛。
スッキリしたシルエットでいかにも高速戦艦-って感じですよね。
このあとに続く戦艦のプラモを作っていると、イギリスの設計思想を受け継いでいるのが解ります。

着色はすべて筆塗りなので、塗装がかなり厚ぼったい感じになってしまっています。
アフターパーツのたぐいは一切使用していませんので、完全ストレート組みです。

 

戦艦 金剛

後ろからみた金剛。
本来はリノリウム色で塗らないといけない甲板部分も軍艦色だったり、ボートの幌部分も軍艦色だったりと、かなりのテキトーさで作っているのが見て取れます。
張り線とか手すりとか付けてもいいんですが、付けたところであまり意味がないというか…

 

戦艦 金剛

艦橋部分。
このあとの扶桑型に比べると、アッサリした艦橋となっています(違法建築がおかしい)。
金剛型って大和型とは違ったカッコ良さがあると思います。

 

戦艦 金剛

元はフルハルモデルでしたので、船体の下半分がありました。
ただ、フルハルだと他の艦と一緒に飾れないこと、また、ウェザリングが入れにくい(上半分だけウェザリング入れるのも微妙ですし、かといってフジツボ付けるのもね…w)ということで、思い切って下半分を切断しちゃいました。
この金剛はもともとシーウェイモデル(いわゆるウォーターライン)とパーツが兼用になっているようで、下半分の胴体パーツを取り付けることでフルハルになる、上下分割方式となっています。
このため、ウォーターライン状態にするのはとても簡単でした。

適切な重りがなかったので、島風のキットに付属して使わなかったダイキャスト製の艦底パーツを取り付けてみました(爆